中国 中国決済

日本人でも使える「UnionPay(銀聨/ユニオンペイ)」

UnionPay(銀聨)とは

UnionPay(銀聨・ぎんれん/ユニオンペイ)は中国を中心に拡大しているオンライン決済システムです。「中国銀聨(本社:上海)」は中国国務院の同意を得て中国人民銀行(中国の中央銀行で日本の日本銀行に相当)により批准されて2002年3月に中国の銀行カード産業の発展を目的として設立されました。銀聯設立より以前は中国の金融機関での決済は各地域・各金融機関でシステムやルールが統一されていませんでした。そこで中国国内の80強の金融機関が共同で銀聯を設立することで、バラバラだった金融機関間の決済システムやルールを統一して標準化し、銀聯に加盟した金融機関同士をオンラインで結ぶことで銀聯設立以前にあった問題を解決したのです。「銀聯」のロゴがあるキャッシュカード及びクレジットカードは「銀聯カード」と呼称されています。(「銀聯」の「聯」は「連盟」「連合」などに使われます)

国際ブランドの「銀聯カード」

世界のクレジットカードブランドには、7大クレジットカードブランドと呼ばれるものがあります。7大クレジットカードブランドに含まれるのは、「ビザ(VISA)」「マスターカード(MasterCard)」「ジェーシービー(JCB)」「アメリカン・エキスプレス(American Express)」「ダイナース(Diners Club)」「ディスカバーカード(Discover Card)」、そして中国の「銀聯 (UnionPay)」です。銀聯カードの発行枚数は既に50億枚を超え、銀聯加盟店も150以上の国や地域で2,600万店舗以上になっており、カードブランドとしては世界で第2位の規模となっています(1位はVisa)。国際的な取り決めにより銀聯カードのカード番号の先頭2桁は「62」と決められており、カード番号が「62」以外で始まるカード(銀聯+VISAのダブルブランドカード等)は、国外で利用する際は海外ブランドカードとして扱われることになっています。

銀聯カードは3種類で殆どはデビットカード

中国人ならみな持っていると言っても過言ではない銀聯カードですが、カードの種類は「クレジットカード」「デビットカード」「プリペイドカード」の3種類があります。中国ではクレジットカード審査の制度がまだあまり整備されておらず、クレジットカードを持つことができるのは一部の富裕層に限られています。そのため、銀聯カードのほとんどはデビットカードとして発行されています。中国では日本以上にカード化が進んでおり、その理由は最高額紙幣が100元(約1800円)と低い額面な上に、偽札も多いことから現金にはかなりのリスクがあるためです。それで中国では小さな店舗でも銀聯カードで支払いができるようになっているのです。

日本でも作れる銀聯カード

銀聯カードは中国人が持っているという印象が強いかもしれませんが、実は日本人でも作ることができます。中国ではVisa、 MasterCard、 JCBなどの海外ブランドのカードを受け付ける店舗が少ないため、中国旅行・中国出張・中国への赴任・中国留学などの際には銀聯カードを作っておくのが便利です。日本で作れる銀聯カードはショッピング専用カード(キャッシング不可)で、日本人の感覚ではクレジットカードですが中国ではデビットカードとして認識されており、種類は「三井住友銀聯カード(利用枠80万円まで)」「三井住友銀聯プラチナカード(利用枠300万円~)」「ANA銀聯カード(三井住友カード提携)」「九州銀聯カード(三井住友カード提携)」「MUFG銀聯カード(MUFGカード利用枠内)」の5種類があります。銀聯プリペイドカードは以前にはトラベレックス銀聯カードなどがありましたが、現在はクレディセゾンが発行する「NEO MONEY銀聯プリペイドカード」の1種類のみとなっており、入会金・年会費は無料とのことですが中国で使えないお店もあるようなので利用には少し注意が必要です。また、中国銀行や中国工商銀行の日本国内支店に口座を開くと、そのキャッシュカードには「銀聯マーク」がついていて、このキャッシュカードは銀聯デビットカードとして日本でも中国でも「銀聯マーク」のついたお店での買い物に使うことができます。また、中国の銀行では外国人でも口座を比較的簡単に開くことができるので、もれなく銀聯キャッシュカード(デビットカード)を発行してもらえます。ただし、中国発行の銀聯カードを日本でも使いたい時は必ず銀行窓口で磁気ストライプのついたカードに交換してもらいましょう。2015年以降に発行された銀聯デビットカードには磁気ストライプ(カード裏面の黒い帯)がないものが多くあり、それらのカードは現在のところ日本では使用することができません。

銀聯カードの現金引き出し制限と対策

中国の銀行の銀聯カードには中国の中国国家外貨管理局によって1日あたりと年間の引き出し限度額が決められています。制限額は1日1万元(約19万円)で年間では10万元となっています。2015年10月より中国国外での現金引き出しについて年間10万元の上限を設けられましたが、それまでは最高で年間365万元(約6,800万円)もの大金を引き出すことができました。しかし不正な方法で蓄財した人たちのマネーロンダリングに使われていたため、それを防止するためにこの制限が設けられたとのことです。10万元は一見多いようですが、たとえば日本から中国に赴任した場合に、中国での収入を日本に仕送りしたり、中国赴任から一時帰省するような場合も合わせて年間を通して考えるとこれでは十分ではありません。ではどうしようもないのかというと対策はあるようです。その対策というのは「複数の銀行に口座を開き資金を分散させる」ということです、この年間制限は銀聯カード(中国の口座)ごとにかかっているものなので、資金を複数の口座に分けて複数枚の銀聯カードを作り、たとえば用途別に使い分ければよいのです。

銀聯カード利用の注意事項

<銀聯カードの暗証番号は6桁>
銀聯カードのセキュリティはかなり強く、暗証番号は他のクレジットカードやキャッシュカードと異なり6桁です。また、基本的にはショッピング時には暗証番号の入力だけでは承認されず、必ず暗証番号の入力に加えてサインをする必要がありますが、最近では海外加盟店にて銀聯カードの「サインのみ決済」が可能になってきているとのことです。対応しているカードは銀聯カードでも一部のカードに限られていますが、必ずしも暗証番号の入力が必須ではなくなってきているようです。
<銀聯カードを日本のATMで使う時には手数料がかかる>
中国の銀行のキャッシング可能な銀聯カードを使って日本のATMで引き出す場合、日本側のATM手数料の他に中国側銀行も「境外手続費」を徴収します。銀行によって0円~2000円と幅が広いので頻繁に利用する方は注意が必要です。

日本で銀聯カードが使えるのは

中国の銀行のキャッシング可能な銀聯カードが日本で使えるATMには、セブン銀行、イオン銀行、ローソンATM、イーネットATM、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行の他に京都銀行やSMBC信託銀行などがあります。また、最近では空港の売店、大手百貨店や大型ショッピングモール、家電量販店、ドラッグストアなどを中心に日本でも非常に多くの店舗が銀聯カードでのショッピングに対応するようになっています。

以上、日本人の銀聯カード利用について述べましたが、日本人は銀聯カードを作っても、あくまでも中国での利用にとどめて、日本国内での利用はあえて避けるほうが無難ではないでしょうか。

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