概要:月間高齢者ユーザー(55歳~70歳)の数は5000万人に達している。
今年のテンセントのグローバル協力パートナー会議において、Wechatの基幹製品部の符帆氏より今年9月までの《Wechatデータ報告》が共有されました。連絡の方法、支払の方法、交通の方法といった3つの方面のデータで大きな変化が起きていました。
1日平均のログインが9.02億人、うち月間高齢者アクティブユーザーは5000万人に達する。
全体的には、今年9月、Wechatの一日平均ログイン者は9.02億人に達し、同期比で17%増加しました。うち、月間高齢者アクティブユーザー(55歳~70歳)が5,000万人に達しています。依然として多くの高齢者ユーザーはWechatを使用していないため、来年にはこの数字が大きく上昇する可能性があります。
1日平均のWechatメッセージ送信回数は380億回で、同期比で25%増加する。
全体的には、Wechatボイスメッセージ発信回数、ビデオ通話などの連絡方法において著しい変化がありました。そのうち、Wechatユーザーの9月の1日平均メッセージ送信回数は380億回で、同期比25%増加しました。1日平均ボイスメッセージ送信回数は61億、同期比26%増加しました。
また、ボイス・ビデオ通話の1日平均の回数は2.05億回で、同期比106%増でした。月平均の通話時間は139分間で、同期比114%増でした。うち、月の1人当たりの通話完了回数は19回で、同期比135%増でした。
モーメンツにおける1日あたりの動画更新回数は、6,800万回で、同期比22%増でした。
Wechatユーザーの行き先は東南アジアが最も多く、最も遠い場所がグリーンランドである。
10月の大型連休期間、Wechatユーザーの出国先で最も多かったのが東南アジア、東アジア、香港・マカオ・台湾、北アメリカとヨーロッパで、同期比62%増でした。
そのうち、Wechatユーザーの出国先で最も遠い場所がグリーンランドでした。また、Wechatで活動するデイリーアクティブユーザーは1.15億人で、同期比177%増でした。
Wechat公式アカウントの月間アクティブフォロワー数は7.97億人に達する。
Wechatオープンプラットフォームにおいて、Wechat公式アカウントの月間アクティブアカウント数は350万個で、同期比14%増でした。月間フォロワー数は7.97億人で、同期比19%増でした。
また、Wechatのミニプログラムは、現在20の大分類と200余りの小分類をカバーしています。うち訪問者が最も多いのは交通情報、Eコマース、ツール、生活サービス及びIT科学技術分野のミニプログラムでした。
Wechatの月間の支払回数は同期比280%増である。
支払方面において、Wechat月間のSNS支払回数は同期比23%増でした。Wechatのオンラインの支払回数は同期比280%増でした。
業界のミニプログラム及び今後の発展方向性について
ミニプログラムが発表されて以来、300日あまりの時間が過ぎました。Wechatのオープンプラットフォーム基礎部の副総経理である胡仁杰氏より、ミニプログラムと業界の協力例及び今後の発展方向性という2つについてお話をいただきました。
小売業界において、最も重要なのは人員・商品・売り場の問題の解決です。Wechatミニプログラムは会員化、支払、新規ユーザー獲得、サービスなどの手段で、新しいスマート小売の環境を構築します。
具体例を挙げると、「山姆会員商店SamsClub」のミニプログラムはSNSに紹介されて拡大し、9月の発表から支払い会員は20%増となりました。
また、「屈臣氏官方商城」というミニプログラムは付近のミニプログラム、支店のWechatの支払といったチャネルを利用し、支店のユーザーの低コストをオンラインEコマースのユーザーに転化し、更にWechatの友達紹介クーポンサービス(社交立減金)を利用して、拡散を行い、新規ユーザーを獲得しています。Appと比較すると、Eコマース業者の顧客獲得コストは97%減少しました。
Eコマースの業界において、ミニプログラムはモグジェ、拼多多、貝貝などでの購買転化率、クリック数を大きく増加させています。そのうち、貝貝拼团の公式アカウントの閲覧率は20%増で、商品のクリック率は5%~20%増でした。
また、于小戈などの自社メディアは公式アカウントで文章とミニプログラムを組み合わせ、文章中にミニプログラムを組み入れ、ミニプログラム内で商品を販売し、コンテンツの現金化を実現しています。公式アカウントの文章とミニプログラムを組み合わせるという方法により、閲覧購買率は5倍に達しています。
行政サービスと民生分野では、ミニプログラムは医療現場の診察券、税務、違反者への罰金徴収及び郵政配達など多くの分野で利用されています。病院ではミニプログラムにログインすると、多くの窓口が開いたことと同じ意味を持つため、患者の平均待ち時間は大幅に短縮されます。病院にとっても、病院全体の業務の流れも最適化され、入院時の病院食の注文、診察予約、問診の支払、カルテ印刷、レントゲン予約、薬品配送などもミニプログラムで完結することが可能です。
生活サービス分野では、QRコードでケンタッキーのミニプログラムなどの注文を行うデイリーユーザーは40万人を超えています。また、共有型充電スポット運営する小電の顧客の95%はミニプログラムからであり、1日あたりの受注件数は50万に達しています。
今後、ミニプログラムはシーンの相互リンク、体験と運営及びビジネスのサポートといった分野において大きく力を発揮するでしょう。
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