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微博(Weibo/ウェイボー)の投稿文字数制限拡大を読み解く

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2000字でも「微」?

2016年1月にTwitterが投稿メッセージの文字数制限を従来の140文字から1万文字まで拡大することを検討しているという報道があり、ネットでも話題になりました。中国最大のSNSである微博(Weibo/ウェイボー)の投稿にはこれまで最大で140文字という制限が設定されていましたが、その上限が2000文字まで拡大され、従来よりも多い文字数の投稿ができるようになりました。投稿の文字数が140字を超えると冒頭の140字の部分だけが表示されて、「全文を展開する」というボタンをクリックすると全てが表示されるようになっています。この文字数制限の拡大に対するユーザーの評価は賛否両論さまざまで、「2000字では微(マイクロ)ではない」という突っ込みや「2000字も書けるのなら普通のブログとは何が違うのか?」という疑問、さらには「文字数が増えても増えなくても読みたいものしか読まないと」いうような意見もあるようです。また「140字では字数が足りずに言いたいことが十分言えなかった経験は多くの人がしているはずなので悪いことではない」という意見も見られます。今回の微博(Weibo/ウェイボー)の文字数制限の拡大は何を意味しているのかを考えてみたいと思います。

もしかしたら転換点?

2016年は微博(Weibo/ウェイボー)にとって一つの大きな節目の一年だったのではないでしょうか。「微博離れ」ということが絶えず言われ続けながらも、実際にはユーザー数も広告収入も増やし、2016年10月18日に微博(Weibo/ウェイボー)はニューヨーク証券取引所での時価総額がTwitterを上回りました。2016年8月開催のリオ五輪の大会期間中には代表選手による動画投稿が話題になり、微博(Weibo/ウェイボー)の情報の拡散力の大きさが見直されました。中国では微博(Weibo/ウェイボー)と並ぶSNSの双璧の微信(WeChat)が、家族や友達、同僚間といった閉じたコミュニティでのコミュニケーションツールとして多くのユーザーを獲得しているのですが、リオ五輪のような一大イベントを話題にネット上で盛り上がるには、微信(WeChat)よりも微博(Weibo/ウェイボー)のほうが遥かに適していることが再認識されたのです。2016年5月からは微博(Weibo/ウェイボー)にライブ配信機能が加わり、これまで以上に「KOL」の活躍が目立つようになりました。動画とライブ配信機能の追加が微博(Weibo/ウェイボー)の魅力をアップさせ、ユーザーを増やしている大きな要因であることは間違いないでしょう。微博(Weibo/ウェイボー)に投稿される動画コンテンツの数も急増しています。

微博(Weibo/ウェイボー)の視線の先には

微博(Weibo/ウェイボー)のユーザーが北京や上海といった先進大都市では既に飽和状態にあり、最近の微博(Weibo/ウェイボー)の人気回復の過程では、大都市のプレミアム層の支持は落ち込んできているのですが、それを補って余りあるのが中小都市の、特に若年層のユーザーへの浸透です。微博(Weibo/ウェイボー)のユーザーの大半が18歳から34歳の若年層に集中し、微博(Weibo/ウェイボー)は新規ユーザー獲得のターゲットを中小都市のこの年代に絞っています。微博(Weibo/ウェイボー)が将来も継続的に成長していくためには、常にユーザーのニーズを先取りして、ユーザーが微博(Weibo/ウェイボー)に毎日アクセスする理由を作り出していかなければなりません。画像の投稿は当初は1枚しかできなかったのが今では9枚までできるようになり、静止画のみの対応が動画の投稿もできるようになりました。そして投稿の文字数も140文字から2000文字に拡大されたのです。このように微博(Weibo/ウェイボー)はユーザーの発信の内容が豊かになるように進化してきたのでした。

中国版Twitterからの卒業宣言?

微博(Weibo/ウェイボー)はTwitterを中国向けにアレンジしたものと思われ、日本では「微博=中国版Twitter」という呼び方とイメージがすっかり定着しています。今回の微博(Weibo/ウェイボー)が140文字という制限を2000文字に拡大したことは、もはや微博(Weibo/ウェイボー)は「中国版Twitter」ではなく、TwitterやInstagramやYouTubeやFacebookなどの機能を併せ持った独自の総合型のプラットホームになったことを意味しているのではないでしょうか。話題になっていたTwitterの投稿メッセージの文字数制限の拡大が「これまでは本文以外の文字も含めて140文字制限だったものが、本文のみで140文字という制限に変わる」という変更に止まり、そうすることでTwitterが自らのアイデンティティを守ろうとする姿勢が読み取れたのとは対照的に、微博(Weibo/ウェイボー)が投稿メッセージの文字数制限を140文字から2000文字へと拡大したのは、常にユーザーのニーズを先取りしながら進化するのが微博(Weibo/ウェイボー)の目指す方向性だということを明らかにした結果なのかもしれません。

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