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RED(小紅書)から読み解く:2025年大阪万博に対する中国人観光客のリアルな声とは?

1. RED(小紅書)で広がる大阪万博のリアルな評判と関心の的

REDとは?中国人旅行者にとっての旅行計画ツール

中国発のSNS「RED(小紅書)」は、Z世代を中心に圧倒的な人気を誇る口コミ系プラットフォームです。美容やライフスタイルだけでなく、海外旅行の情報収集にも活発に使われており、近年では日本旅行に関する投稿も急増しています。特に大阪万博に関しては、展示内容、チケット購入、アクセス方法など、多角的なテーマで情報が共有されており、旅行計画の第一歩としてREDを使う中国人観光客が増えています。

画像:REDでの「大阪世博会(大阪万博)」の検索画面

万博で注目される投稿傾向と人気トピック

REDで「大阪万博」と検索すると、「門票价格(チケットの価格)」「交通方式(アクセス)」「展馆推荐(おすすめパビリオン)」といったキーワードが頻出します。中でもAR・VR技術を使った体験型展示や、映像演出に関する投稿が拡散力を持っている点が特徴です。また、「值不值得去(行く価値があるか?)」という問いかけとともに、訪問体験を詳細にレビューする投稿が好まれ、実際に行くかどうかをREDで判断するユーザーも少なくありません。

REDで拡散されるためのポイントとは

REDでは、単なる情報発信ではなく「シェアしたくなる体験設計」が重視されます。中国語対応の案内表示、写真映えするスポット、インタラクティブな展示演出などが、自然な形でポジティブな投稿を生み出す要因となっています。日本企業や自治体が中国人観光客への訴求を強化するには、RED上で「保存される」「いいねされる」「シェアされる」体験を意識した設計が今後の鍵になるでしょう。

2. 中国人観光客がREDで語る「大阪万博のここが良かった」

感動のポイントは?体験型展示が高評価

RED(小紅書)に投稿された中国人観光客のレビューを見ると、体験型・没入型の展示に対する評価が特に高いことが分かります。たとえばARやVRを活用したデジタル技術展示、日本館での未来社会シミュレーション、中東パビリオンでの音と映像の演出など、「视觉震撼(ビジュアルがすごい)」「科技感强(未来感がある)」といったキーワードが多く投稿されています。展示を“見る”だけでなく、実際に“体験できる”ことが、REDユーザーの投稿で高評価の要因となっています。

万博と観光をセットにする動きが多数

REDでは大阪万博単体の話題だけでなく、「万博+周辺観光」の組み合わせ投稿が非常に多く見られます。「三天两夜大阪攻略(2泊3日大阪攻略)」や「京都+万博一网打尽」などのハッシュタグが人気で、大阪万博は“旅行の一部”として楽しまれているという傾向があります。特に道頓堀、心斎橋、京都、奈良といった関西圏の観光スポットを組み合わせた投稿が多く、「旅行全体の満足度を高める要素」として万博が位置づけられていることがわかります。

施設の快適さと対応にも高評価が

REDの投稿には、「志愿者态度很好(ボランティアの対応が良かった)」「设施齐全」「中文导览贴心(中国語の案内がありがたい)」といった評価も多く見られます。言語の壁への配慮や案内の分かりやすさ、施設の清潔さや導線設計など、展示内容以外の体験要素も高く評価されている点が印象的です。特に家族連れや高齢者層にとっては、安心して訪れられる環境が重視されており、それがRED上での「好评(高評価)」に直結しています。

3. 中国パビリオンに対する中国人旅行者の誇りと本音

建築とコンセプトに「国家の顔」としての誇り

RED(小紅書)上では、大阪万博における中国パビリオン(中国馆)に対する投稿が特に多く、中国人旅行者の強い関心が集まっています。建築デザインに関しては、「庄严大气(荘厳で壮大)」「融合传统与现代(伝統と現代の融合)」といった表現が多く使われており、中国文化の美しさと国家としての存在感を世界に示したという誇りが感じられます。また、木材や竹など自然素材を活かした設計も「绿色环保(環境にやさしい)」と高く評価されています。

展示内容は充実、でも「面白さ」には賛否あり

展示内容については、「科技展示丰富(テクノロジー展示が豊富)」と評価する声がある一方で、「互动感不足(インタラクティブ性が足りない)」「形式较单一(やや単調)」といった批判的な投稿も見られます。特に若年層のREDユーザーからは、他国のパビリオンに比べて“面白さ”や“没入感”に欠けるという意見が目立ちます。例えば、サウジアラビア館やUAE館は圧倒的な演出力で「震撼力强(インパクトが強い)」との評価を得ており、それと比較する形で中国館の課題が語られています。

演出面の工夫が今後の課題

「国家形象(国家のイメージ)」としての完成度は一定の評価を得ている中国パビリオンですが、感情に訴える演出やSNS映えを意識した要素については、やや物足りないという声がRED上では顕在化しています。「太正式了,不够好玩(まじめすぎて、面白みに欠ける)」という投稿や、「拍照点太少(写真スポットが少ない)」という指摘もあり、情報の質だけでなく“楽しさ”“話題性”の演出が、今後さらに求められるポイントと言えるでしょう。

4. REDから学ぶ、中国人観光客の心をつかむポイント

REDの口コミは「旅の入口」になっている

RED(小紅書)は、単なるSNSではなく、中国人旅行者の意思決定に大きな影響を与える“旅行プランニングツール”となっています。特に大阪万博のような大型イベントでは、「行く価値があるのか」「どこを回るべきか」といった疑問を解消するためにREDを活用する人が多く、投稿内容は口コミ以上に“旅行の入口”としての役割を果たしています。そのため、日本側としてもRED上でどう見られているかを把握し、良い印象を積極的に生み出す努力が必要です。

「映える」+「役立つ」=シェアされる体験設計

REDで拡散される投稿には共通点があります。それは「見た目が映える」+「情報として役立つ」というバランスです。たとえば、写真映えする展示+実用的な観覧ルート、分かりやすい中国語の案内+親切な対応といった体験は、REDで「好评(高評価)」を得やすい傾向があります。単に美しいだけでなく、「誰かに教えたくなる」要素を含んだコンテンツ設計が、今後のインバウンド対策に欠かせない視点です。

REDを活かした今後の集客戦略とは

大阪万博は一時的なイベントではなく、日本のインバウンド再強化のきっかけとなるプロジェクトです。REDで得られたリアルなフィードバックをもとに、展示や案内、広報施策を柔軟にアップデートしていくことが重要です。さらに、RED上で影響力を持つKOCやKOLと連携し、現地体験を紹介してもらう施策も非常に効果的です。今後は万博を通じて得た信頼や評価を、継続的な中国市場との接点づくりに活かしていくことが求められます。

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