中国 中国SNS

微博(Weibo/ウェイボー)と微信(WeChat)の実践経験に基づく中国SNS運用50個の伝いたいこと

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その1

多くの、いやほとんどの企業は、SNS(ソーシャルネットワーク)の個人メディア(「自媒体」:個人がWeb経由で独自のコンテンツを発信するメディアの総称)のデマに損害を与えられている。彼らは、SNSの基礎を忘れて、急いで個人メディアを操作しようとする結果、自己欺瞞のお祭り騒ぎに陥ってしまう。いずれにしても、、消費者が本当に会社の経営者が出て来ることに関心があるのかどうかについて熟慮しないと、SNS上の信用を失うことになる。

その2

アップル、海底撈(大手火鍋チェーン)、順豊(大手宅配運送会社)、これら3社は、SNSの活用に成功している会社だと思う。彼らは、いわゆる微博(Weibo/ウェイボー)(中国の著名マイクロブログ)の囲い込みを故意に行わず、更にはSNSとの戦いを画策したりはしない。アップルは、かの「iPhone5痰壺」の主催者に対し、映画監督の陳凱歌同様に公訴し、海底撈は、来客に料理の味自体に関する批判を忘れてサービスの良さを褒め称えさせることに成功している。順豊の宅配員の給与は今に至っても謎であるが、そのブランドは既に深く人の意識に入り込んでいる。

その3

顧客は、SNSが注目すると常に成功を納めていると思っているかもしれないが、すべてのブランドや製品が同様の効果を納めているという訳ではない。海底撈は、給仕から出前、ピクニック現場、千羽鶴活動の値引きに至るまで、サービスのイノベーションを第一にして、自画自賛をしてこなかった。SNSは、他人があなたは誰であるのかを述べるところであり、自分で自分を褒め上げるプラットフォームではない。よって、SNSを通じて人々から注目を集めたいと思ったのであれば、まずは自分がどのような斬新さを有しているのかを考える必要がある。

その4

バイラルマーケティングはSNSの鋭利な武器の一つであるという話は誤っていないが、誤解を生みやすい。本当のバイラルコンテンツは、例えばIE5が上市した時のように、全く新鋭で斬新なものでない限り、また、消費者に受益をもたらせたり、驚かせたり、あるいは、ブランドに十分な話題性があったりしない限り、自らバイラルコンテンツはできないものである。SNSの別の武器の一つは、「転覆」である。大衆のブランドに対する一般的認知を転覆させることである。転覆能力を発揮するいわゆるバイラル動画は、100%捏造したものである。

その5

SNSを利用することを決めたのであれば、毎日評価され、褒められることを期待するのは止めた方がいい。かの偉大なスティーブ・ジョブズに対してでも罵る人はいるものである。競合他社が毎日サクラを雇い、自社のコメントに対し負の評価を発信し続けたとしたら、どうすればいいか。自社の些細な弱点を握られただけで、一瞬の内に公表されるであろう。線が太くなければSNSの世界からは遠ざかった方が無難である。負の評価ゼロを第一と考えるのはナンセンスである。

その6

問題が発生すると、これは我々が望んだことではなく、顧客が希望したことであると言い訳する話が良く聞こえてくる。このような説明をする前に、顧客との間で十分な共通認識が成立していたのだろうか。相手があるものごとを行う場合、双方の努力があって初めて、本当の成功は得られ、失敗も双方で責任を共有できるものである。よって、ある行動を起こす前に、SNSから何を得たいのかを相手と十分に協議すべきであり、契約のための契約にしないことである。

その7

SNSの最低限の原則とは何か。基本的にやりたいようにやり、日和見であるということだ。成功したコンテンツマーケティングの多くは、ホットな話題を掴み、オピニオンリーダーと協業できる場合に初めて成り立つ。平々凡々の内容であれば、絶対に信用してもらえないし、ヒートアップする可能性もある。SNSにアクセスしてすぐに、これってブランド価値はありそう?と聞くのではなく、ブランド価値が明確に出ていると思わない?と聞くべきである。同質化された市場では、消費者と会社との距離をどれだけ縮められるかが最優先にされなくてはならない。

その8

SNSマスターの80ページのパワーポイントに何十万元払うことはあっても、果たして1万人のフォロワーに100万元払っているであろうか。1人のフォロワーを獲得するのにいくら必要なのかというナンセンスは話をしているのではない。あなたのブランドが実際に相当有名でも、1人の郭美美(中国のブログのスター)に敵うはずがない。消費者と自社との商業的距離を縮めるためには、無数のコミュニケーションと時間が必要である。まさに、時は金なり、である。

その9

第2の誰々になるということを言う人が結構いるが、このような発想は止めた方がいい。このように考えた段階で既に負けている。SNS上のブランドにしても、企業にしても、製品にしても、全く同じ物を見たことがある人がいるだろうか。また、1ヶ月足らずでにモデルケースになることを望むのも止めた方がいい。もし誰かが1ヶ月で成功すると約束する人がいたとすれば、この人はペテン師にほかならない。馬には乗ってみよ、人には添うてみよと言うが、効果が出るには時間が必要である。SNSの世界に入って一番はじめに学習すべきは孤独を耐え続けることであろう。

その10

SNSは鏡のようなもの。自分の姿を前に批判されるのを恐れる必要はない。しかし、顧客の多くは、往々にしてSNSマスターに目を付けられるのを恐れているようである。SNSは、消費者と一対一でコミュニケーションするツールであるからこそ、本当の声が聞こえてくるのだ。したがって、自分を見つめ直すことが重要であり、もし、その批判が自分にロイヤリティを持っているフォロワーからのものであれば、批判こそがフォロワーの獲得を目指している目的そのものであり、競合他社からの批判よりもどれだけ価値があるかは明白である。ところで、SNSは口コミを成立させる良いツールであることは明白なのであるが、どのように利用すべきなのであろうか。

その11

SNS業界には、どのような秘訣やマニュアルがあるのか。ない!あるとすれば、「人事を尽くして天命を待つ」と言うことくらいか。毎日ネットにへばり付いてSNSを発信しても無駄話に苦労しているにすぎない。全うな生活活動を行わずに消費者とうまくコミュニケーションを取れるはずがない。オラクルの郭敬明(作家、雑誌編集長、演出家)に対する指摘にしろ、シュレーディンガーの李代沫(男性歌手、役者)に対する指摘にしろ、毎日20本の微博(Weibo/ウェイボー)の書き込みに対して800本の返事をしたところで、何も生まれてはこない。

その12

毎年、従来の広告でこれといった成功事例がいくつあったか目を閉じて思い出して欲しい。従来のPRの成功事例はそれほどないのではないか。いろいろな広告賞があるがほとんどが自作自演である。SNSは、ただちに効果が反映され、ちょっと注意していれば真偽を見定めることができるツールである。もしSNSをうまく活用したいのであれば、このツールはバイアグラを飲むほどの効果がある。しかし、ほとんどの成功事例は、日頃の積み重ねが花を開いたものであり、天の時、地の利、人の和が揃った時に初めてできあがるものである。

その13

たとえ変えることができなくても阿る(おもねる)べきでない。「阿る」とは多くのものを失うことであり、「変える」とは「根本」があって初めて変化させられるものである。自分が正解だと思えなければそれは間違っているということであろう。もし、自分が意見の違う人と同じスタート地点に立てないのであれば、自分が受け入れられる最低ラインは何であるのかを考えるべきであろう。商売人になるのは難しいことではないが、良きSNSの発信者になるのは容易でない。意味のない作業のために自分の初志を変えるべきではない。

その14

SNSはアドベンチャーゲームに似ている。瀬戸際でダンスしていなければ異彩を放つことは難しく、通り一遍では互いに辛抱が続かない。一線を超えないことを前提に、多くの手段で新鮮味を出すことは、知能の問題だけでなく経験の問題でもある。メディアのアカウントや人気アカウントは、政治のゴシップ記事等の話題をアップすると急速にフォロワーが上昇するが、企業アカウントは、しかるべき時期まで腰を据えて待つ必要がある。待つ時間が1年でも急ぎ過ぎの場合もある。

その15

「考慮」というのは特に重要である。相手に対する考慮がなければきちんとした評価はできないものである。第三者による公正な判断がない段階ではどのようにしたら良いのだろうか。少なくともフォロワー数や「いいね!」の数は唯一の基準ではないはずだ。はやり原点に戻り、会社としてSNSを導入する最初の目的は何であったかを見つめ直し、運営1-2ヶ月後、その目標が合理的であったかどうかを確認すること。このようにせず、闇雲に数字だけを求めるのは自分と他人双方を欺くことになる。

その16

SNSにはデマも存在しているのは事実である。デマは、インターネットが普及し始めた時から既に出現していた。簡単に低コストでデマを発信することができるので、デマの発信に慣れた人は真っ当な、手間がかかることをしなくなるのである。例えば、何十万のフォロワーを獲得するためには、毎日100以上の「いいね!」を獲得しなければならず、最終的にはこのよう作業は、悪循環に陥っていると気づくことになる。真の消費者とのコミュニケーションを望んでいても、デマを発信すれば真の消費者は離れていくだろう。

その17

仏教の経典に「口を開けば即ち錯れり」(言葉にした途端真実ではなくなる)という言葉がある。SNSのコンテンツも同じだ。コンテンツマーケティングは間違っていないが、コンテンツを完全に、正確に表現することはできるだろうか。できないだろう。というのは、昨日の太陽は今日の太陽と違うように、それぞれのコンテンツも日々変化するからである。そうでなければコンテンツの内容は信用できないものばかりになり、信用ができないコンテンツが王道を闊歩することになる。人によって考えは違うにも関わらず、修正された状態のものは、全て事実とは異なっている。このようなSNSでどのような個性が発信できるのか疑問である。

その18

わたしは英語のkill time(時間を潰す)やsave time(時間を節約する)という言葉は好きではない。消費者がSNSを使ったり、インターネットにアクセスする2つの目的を明確にしたら、時間をどのようにコントロールすべきか分かるはずだ。通常は、ホットな話題やとりとめのない話題に参加することで、消費者のストア・ロイヤリティは高まり、その後、面白い話題で消費者を誘導し、自分の目的を伝える。これら一連の行為の前提は、自分が博学でなければならず、飽きさせてはならないということだ。

その19

もし本当にフォロワーや転送量増加のために奮闘しているのであれば、お金がありさえすれば十分である。SNSサービス提供者とコラボしたり、有名なアカウントを買ったり、オピニオンマスターに金を払ったり、転送量に応じて賞金を出したり、別荘を送ったりすれば良い。しかし、これで自分の目的と消費者からのリターンが一致するであろうか。また、資金を際限なく使い続けることができるだろうか。投資は回収する必要があるのではないだろうか。よって、自分がSNSで何をしたいのかを明確に考えることがもっとも重要で、目的が明確になるまでは、SNSを傍観しておいて慌て入ろうとしないことである。

その20

顧客を騙して喜ばせ、目的の数字を達成するのは簡単である。200のアカウントを登録し、顧客がSNSを発信したらただちに返信する。更に数百元で数万のフォロワーを買う…。あなたは、これらの行為を喜んでしたいであろうか。大部分の人はここまで極端ではないと思うが、多かれ少なかれお金が第三者に出ていっているのは確かだ。多くの企業がこの手の方法で騙されている。90%以上かも知れない。意味があるだろうか。それでも多くの人はこのような行為に甘んじ、疑問を感じていない。

その21

SNSは本当に有用なのか。午後にSOLANAショッピングパーク(北京朝陽公園に面した大型ショッピングモール)に行った。結構な数の企業が自分の微博(Weibo/ウェイボー)を宣伝しており、多くの企業がSNSで利益を出している。SNSを化け物扱いしたり、数字のみを追ったりせず、会社として何を提案したいのかを明確にした上で、成熟していない段階では、有名なフォーラムやフォーラムマスターの実践を伴わない理論に耳を貸さず、自分がすべきことを行っている。また、自分がいったい何をすべきかを明確に定義しているのである。

その22

過剰包装はSNSの最大の敵である。あなたは姚晨(中国の美人女優)に1000万以上のフォロワーがいると信じることができるだろうか。鞍鋼集団(中国遼寧省鞍山市の国営鉄鋼メーカー)に1000万人の労働模範がいると信用できるであろうか。あなたは、いくつかの企業の微博(Weibo/ウェイボー)を注意して見たことがあるだろうが、見栄の張り合いはSNSの天敵である。競合他社のフォロワーのことを忘れ、消費者とどのようなコミュニケーションが取れているのかを競い合うべきであろう。正真正銘の真の数字でなければ、永遠に最低ラインを徘徊し続けることになる。

その23

KPI(重要経営指標)を罵ったり排除したりする必要はない。必ずこうしないといけないというような態度で排除するのは合理的ではない。しかし、商売をする上で、顧客のために何を責任をもって行うのかという態度こそが重要なはずだ。自分はKPIを排除したりしないが、平均値が取れれば良しと考えている。ポーカーゲームをするのと同じように、自分は、毎回勝つことを約束はできないが、協力顧客に対し、SNSを10本発信したらその内いくつかは効果のあるコンテンツであることを約束できる。また、20本の書き込みの内少なくとも1本は転送量が高い内容を発信できると確約できる。いや、平均100本の内数件だろうか。

その24

いつも国外の標準を持ってくる人には悲しんでもらおうじゃないか。SNSというものは、我々の真の気持ちと世界が同じ水準になれるツールだと言える。外国人の人数は我々中国人ほど多くない。にも関わらず、多くの専門家は国外の事情を例として持ってきたがるのだ。しかし、国外の事情で中国にも通用するものは決して多くない。あなたはメディアの受け手がどのように感じているのか理解しているだろうか。消費者がオバマの選挙のことに関心を持っていると思うだろうか。いや、彼らが気にしているのは、休みがもうそろそろ終わってしまうことに違いない。

その25

王石(中国の大手不動産会社万科集団の創設者。探検家。)は偽物が好きだろうか。任正非(中国の大手通信機器メーカー華為の創設者)は偽物を作るだろうか。彼らは、SNSのデマのような小細工を全く相手にしていないだろう。「大猫」ブロクの転送目的は、試してみるためである。鄧小平も「試してみようではないか」と言っていただろう。何かをやり遂げたいと思っている人は、上手くやろう、いい数字を出そうと躍起になっているが、その実、そのような人の成りの果は見えている。長く経営できている企業で偽物を作ってはない。真実から始めよ、である。

その26

十万元で新聞広告を打ってもどれだけのフィードバックがあるのか誰も保証できない。モニタリングでは、いくつのアクセスがあったのかを報告できるだけで、その内どれだけが売上につながったのかを保証することはできない。十万元をSNSの費やしたとしても、1日に5人が1000本の関連情報をフィードバックすれば、述べ15万人の直接アクセスがあったことになる。これで採算が取れるだろうか。多くの企業がこのような簡単な事情を分かっていない。

その27

SNSは、業界が新しく、顧客が多く、みんな忙しく仕事をしているが、基礎教育を忘れていることが往々にしてある。社員は阻害要因にもなり得る。よくできた社員は、責任感、敏感度、指導力、意思疎通力、論理性、勤勉さ、向学心等を持っているはずである。その内もっとも重要な要素は、自分の個性をコミュニケーションを通じて共感させる方法を知っていることである。良い作家が必ずしも企業の微博(Weibo/ウェイボー)上手く運営できるとは限らない。後光をなくしたスターのようにフォローはゼロであろう。

その28

3年にも満たないこの業界で、原則、法則云々というのはナンセンス。このような話は結局はでたらめである。新しいツールが古いツールを転覆させているのではない。SNSの多くの原理は、伝統的推進と何ら変わりはない。局面を変革するという威勢のいい話をしたがる輩がいるが、技術出身者は消費者を分かっておらず、渉外出身者は新しいツールを理解できておらず、広告業界から来た人はネットの世界に鈍感である。まずは有名ブロガーに左右されず、実践者となること。これが最重要である。

その29

SNSを早くから導入した企業は、効果を求め、いろいろ模索しているが、ある種の内容は発信者と受信者がお互いに求めあって初めて成立する。「人人網」(中国の有名な古参SNS)の40万のアカウントに対し、2日間各種の話題の変化を観察したことがある。「いいね!」の数は2桁を超えることはなかった。原因は何であろうか。数十万のアカウントの実際のアクティビティーは、自分が悪意で送り込んたなりすましフォロワーのよりも活動していない。その原因は何であろうか。

その30

政治、噂話、ポルノ、怒り、ナンセンス。これらはアクティビティーの代表である。スターがロバの肉を食べたことに対し何万人も反応し、有名ブロガーの人目を引く話題に何千もの怒りが飛び交うこともある。任さんと潘さんがイチャイチャしながら三条街(北京の地名)の喧騒を眺めていた等々の話題である。企業の立場で考えてみると、政治問題は怒りの衝突が発生する可能性があるため話題にできないし、卑猥な話題はもってのほか、ナンセンスは企業イメージを悪くする。噂話はメディアの特権であるが企業が手を出すものでもない。そうすると、アクティビティーを増加させるのはどのような方法があるのだろうか。ほとんどのアクティビティーはユーザーと一対一で根気強くコミュニケーションを行うしか増やす方法はない。

その31

自分と関係がある、自分に利益がある、腹を割って話せる等、消費者があなたと双方向でコミュニケーションを取るのはこの3つの要因がほとんどである。すべてのブランド企業のサービスが必ずしもSNSをやっているわけではないが、消費者がSNSをやっているかどうかは見極める必要がある。SNSの声があれば答えるべき。SNSの声があるということは、消費者が相互のコミュニケーションを希望しているということであり、SNSの声もないのに無理やり話題を作るのはSNSを発信しない方がマシである。言葉を発する場合は消費者の言葉で発信し、気持ちのこもった言葉で話し、双方向のコミュニケーションは腰を低くし、消費者の意見を辛抱強く聞くことである。

その32

データの掘り起こしや分析は星の数ほどあり、技術的には壁など存在しない。しかし、事後の結果論は本当のブランド構築には及ばない。フォロワー分析は、性別、年齢層、タグが90年代以降ではない等を見るのではなく、フォロワーに共通する生活の軌跡を探し出すことにあり、腹を割って話し、意見をしっかりと聞く習慣を持ち、重要なポイントをモニタリングすることが肝要である。たまたま上手くいったとしてもまくれ当たりを当てにしないことである。

その33

消費者は、心の底では、売り込みされることを嫌うもの。ある時は凡庸な大衆であるが、ある時は驚くほど聡明である。自分の関心事において、どれくらい礼儀正しく、人間関係を大切にしようとしているのか見つめ直して欲しい。売り込みの「う」の字も出てこない営業活動が最高の境地である。大部分の転送量が多い企業の微博(Weibo/ウェイボー)は、基本的に製品と関係のない内容の発信が多い。有償で転送量を稼ぐことが良くないことは言わずもがな。消費者は、何らかの報奨を求めるものであるが、新しみがある方法でなければ反応を返してくれないだろう。

その34

誰でも自分の考えはある。自分は、数多くの提案を見てきたし、でき栄えののいいPPTも見てきた。商業的観点から言うと完全に理解できるが、現実的実効性から言うと使いみちのない提案もある。SNSの世界は非常に煩雑であるが、数が多けれ一定の効果は認められる。意味のない小細工は止めて、大多数の人に対して有用な提案ができていないことを反省すべき。不平不満を言わず、不平不満を言う前にいい解決方法を提案ができているかどうか考えるべきである。

その35

コンテンツの多様化は多くの悪循環をもたらしている。あなたのコンテンツの傾向は明確で、一部の人々の興味は引けているが別の人を排除してはいないだろうか。コンテンツの転送量は、ある面では確保できているものの、別のコンテンツでは攻撃を受けていないだろうか。かゆいところに手が届くSNSの発信は、別の徳が高いKOL(キーオピニオン リーダー)からの直接攻撃を受ける可能性がある。怖いのはあなたとのコミュニケーションがもっとも多いフォロワーが必ずしもあなたの消費者ではないかもしれないということである。

その36

どうして直接的に売り込みの話をすると消費者が引いてしまうのか、という問題を抱えている顧客は非常に多い。自分が一歩引いて普通の消費者の立場で考えてみれば、このような戦局に陥らないはずである。情報は伝達、受領されるものであり、双方向の交信を強要するものではない。転送してもらえるかどうか、いい評判を得られるかどうかも同じである。数字は人を一喜一憂させるものではあるが、本当の効果を求めることを目的としていない数字は、全く意味のない生ける屍に過ぎない。

その37

新しい「名詞」を無理やり重々しく作ることを追求すべきではない。現在に至るまで、マーケティング理論は、言うなれば消費者心理を囲い込む争奪理論である。SNSの世界では、詩人、科学者、生物学者ようなもっともらしいことを言うフォロワー数は「鳳姉さん」(羅玉鳳。突拍子もない発言で有名な中国ネット界のの有名人)に及ぶことはない。不動産会社のボスがバカを装わないのは、バカを装ったところで、スターの双方向コミュニケーションと同じようには追随者はついてこないことを知っているから。作品のブランドは、人からの評価が最重要で、従事者自分の実践がキーポイントである。

その38

いい評判にしろ悪い評判にしろ、何の音沙汰もないよりは断然良い。良い評判は、あなたが求めても完全に思い通り出てこないかもしれないが、悪い評判もあなたの出現そのものを問題にしている訳ではない。SNSの世界では、こだわりの塊のような人しか生きてはいけないだろう。こだわりが多ければ解決できないリスクがあるかもしれないが、SNSの世界に足を踏み入れたならば、甘んじて受ける必要がある。あなたは、スターでもない限り、積極的にトライしないと周りの人も誰もあなたを理解してくれないだろう。

その39

正確な認知こそが重要である。SNSの話になると新しい週刊誌の内容を話し始めるのは良くない。自分は「果殻網」(科学に興味がある人が集まるSNS)を見た、「Durex」(大手コンドームメーカー)のSNSを見た、…を見た、とよく言うが、もし自分なら、あなたと消費者のやり取りの要点をSNSネットワークの交信を辿って見るだけでなく、あなたの消費者がここから何を得ようとしているのかを見ている。対象になっている話題が消費者を満足させられないと感じたときには、SNSの話題に入ってこない方が良い。そうでなければ自分で逃げ道を塞いでしまうことになる。

その40

百万元以上の費用を費やして、1年運用しても、フォロワー獲得数が1万にも満たないという状態を甘んじて受け入れることができる会社があるだろうか。基準がない時には数字で図る他ない。中国におけるすべての基準は、すべて人為的にでっち上げることができ、最後の最後は適当に作り上げた数字になる。この問題に関し、自分は取り立てて反対意見は定時間考えたことはあるがやはり反対意見を思いつかなかった。

その41

トライして失敗し、再びトライしても再度失敗することもある。誰も1回で成功をすることを確約できないだろう。ただし、多くの人は緻密な計画があることを期待し、事前に対処すべきだと考え、KPI(重要経営指標)を備えて成功するかどうかの発言を求める。自分は、1つの目的に対して10種類の方法を別々に行ったとしても、卵を1つの籠に入れたくないと考えている。失敗すると分かっていても目標を目指して努力しなければならないことは少なくない。ああ苦労は減らないものだ。

その42

人間味のある話をすることはSNSの最も基本的要求である。では、人間味のある話とはどういうことであろうか。「ふうてんのヴァシリ」(中国のSNSオーナー名。ヴァシリは第2次世界大戦中のソ連の狙撃名手。)は明快に説明している。1,誠実、2,論理明快的、3,自信、4,平等なコミュニケーション願望、 5,他人尊重、である。「誠実」とは嘘を言わないこと、「論理明快」とは自分が何をしたいのかを知っていること、「自信」とはみんなに喜びを与えられること、「平等」とは強要しないこと、「他人尊重」とは人の意見に耳を傾けることである。

その43

以前自分は、ものごとは「頑張ってやる」べきだと常に言い続けてきた。SNSネットワーク上では、マーケティングの奇跡を説いてきたが、多くの人がその奇跡に惑わされてきた。奇跡が起こったときには、どうしてそのようなことができるのか聞かれるが、奇跡の創造者からすると、その実、正確な答案があるわけではない。フォロワーが少ない人が、何万もの転送を獲得できた場合、彼らは事前にその理由を分かっているわけがないだろう。SNSの奇跡は、運に左右されるところが大きい。

その44

優秀なSNSネットワークは、以下のような社員の能力をどのように高めているのだろうか。1、ホットな話題が何であるかが分かる。2、サービスしている顧客のすべてを理解できる。3、双方向コミュニケーションを活発に行い、消費者のGスポットを敏感に理解する。 4、毎日少なくとも2時間は学習、思考する。5、国外のネットワークにもアクセスして見聞を深める。6、図表を読め、文章がきちんと書ける。7、炎上と自我を押さえることができる。8、友達と交流を深め、無駄話を言い合う。9、もっと儲けたいという欲求がある。

その45

大胆に言うと、営業部門を整理することは誤りではない。少しの間違いもない。しかし、SNSネットワークは営業を整理するプラットフォームではない。消費者とコミュニケーションを取る先端技術だ。現在、多くの宣伝作戦はSNSをミニサイトを引き入れる手段とみなして、直接広告や宣伝作成を展開するために使っている。それらのためであれば、SNSは最善のツールとは言えないだろう。SNSの推進と営業の整理を徐々に引き離し、消費者務を強化する方向で、徐々に営業の整理を進めるべきであろう。

その46

転送もまた芸術である。自分のコンテンツが転送されるのを恐れる必要はない。兵には定石はない。ホットな話題を捕まえて必死に意見を発信し、飛び込んでいく。このようにて初めて深く入り込むことができ、効果が現れる。有名SNSオーナーのコメントを転送するのであれば、文章をしっかりと推敲する必要がある。大部分の人は深く考えないで転送した結果、転送された話を誤解していることもある。簡単に見えるSNSネットも、事前に評論の趨勢を推測することも含め、その実一歩一歩驚くほど精細にすべき。

その47

SNSは誰でもすぐに見ることができるが、人はそれぞれ自分の認識に基づいた発言権を有していると言える。外部から見えるデータはフォロワー数、転送数、評論数等のみである。一方、各個人も評判の良い企業に注目している。SNSの各種宣伝効果指標は伝統的公告を凌駕しているが、果たして真相はどうであろうか。本当のことを知っている人はほんの一握りである。データの表面的トリックがどうなっているのかを予め理解しておく必要がある。

その48

SNSに、ブランドや製品の販売促進効果が本当にあるかどうか疑わしいのであれば、いくつかの質問がその疑問に答えてくれている。1、あなたがSNSをやり始めた時いくつのレストランを知っていただろうか。2、あなたはSNSに助けを求めたことがあるだろうか。3、あなたがあるブランドや製品に不満がある場合、SNSは問題解決の最も早い方法だっただろうか。4、以前から衰退をはじめていた多くのブランドがSNSによって生まれ変わったことがあったであろうか。その他にもまだある。第一に、企業が消費者との距離をここまで縮めることができるようになったのは、少なくとも多くのブログ管理者が、自ら経験し、自ら行うことを厭わなくなったからである。このような状況は、未だかつてなかったはず。第二に、正直に言って、あなたが5千のフォロワーに発言してもらうことを1ヶ月継続すれば、影響を与えられる人の数は1回の新聞公告より勝っているはず。第三に、SNSは、消費者がアクセスする利便性は若干劣るかもしれないが、企業が顧客の声から遠ざかってしまうこと自体をカバーしてくれるはず。

その49

以上の話はすべて正確ではないというのは、張小龍(テンセント副総裁、FoxMail創信(WeChat)創始者)の発言。しかし、以上の話はすべて自分の経験から導き出したもので、各項毎に実例を挙げる事ができる。実例の大部分は我々の団体で実際に発生したものであり、その内の多くは微博(Weibo/ウェイボー)に関するものである。しかし、微博(Weibo/ウェイボー)がSNSのすべてではない。豆瓣(音楽、動画、書物の共有サイト)、微信(WeChat)(インスタントメッセンジャー)、人人網(中国で初期に開始した実名式SNS)、百度貼吧(最大手中国語SNS)等については、今後詳細に述べる予定である。読者の皆様には自分のたわごとに付き合っていただき感謝したい。

その50

第50条。ここでは、SNS界について、自分の経験に基づいて感じたことを総括してみたい。完全な正解ではないかもしれないが、また、原理原則、信条真理等ではないかもしれないが、申し述べておきたい。SNS界の人とSNSを利用しようとしてる人はもっともっとSNSを見に来てもらいたい。SNSは運用が大変で、原則を貫くのは容易ではないかもしれない。しかし、見に来てくれれば、SNSの重要性を分かってもらえると思う。我々はまだSNS界で歩みを進めて間がない。辛抱してSNSと付き合えば、成長が待っているのは確実だ。

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