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消費者から見る淘宝と天猫の違い

独自発展した中国の巨大EC市場

人口13億人の中国。ネット人口もすでに7億人を突破したと言われています。そんな中国のEC小売市場は現在、世界1位の規模になっています。
特に11月11日の「独身の日」は一大オンライン商戦の日として熱狂的な盛り上がりを見せており、去年2016年の「独身の日」には中国の電子商取引最大手のアリババのECサイトでの取引額が1,2071億人民元(約1.9兆円)であったと報じられています。この「独身の日」のオンライン商戦は日本のテレビでも取り上げられたので記憶されている方も多いと思います。

中国のEC市場は既に世界1位の規模ですが、2020年のEC市場規模は16年比でさらに約2倍に拡大すると見込まれています。
中国にもネットショッピングサイトはたくさんあります。ネットショッピングと言えば、最近特に日本でも勢力を拡大させている米国発祥のアマゾンが有名ですが、そのアマゾンでさえ中国市場におけるシェアは約1%です。

中国には独自発展したショッピングサイトが多数ありますが、中でも「淘宝」と呼ばれるサイトが中国最大のECサイトとして人気です。
「淘宝」はアリババグループに属し、「淘宝網(タオバオワン)」(以下淘宝)、と「天猫(Tmall)」(以下天猫)の2つのサイトに分かれています。この2つのサイトで中国EC市場の約80%を占有すると言われています。
今回は、中国のネットショッピングサイトとして有名な淘宝と天猫の違いを見てみましょう。

淘宝と天猫の違い

淘宝(淘宝網)は個人間取引(C2C)が取引の主形態となっています。
“淘宝(タオバオ)”の意味は、“見つからない宝物はない、売れない宝物はない”と言われるように、淘宝では豊富な商品種類や膨大な商品点数が売買されています。

一方の天猫は企業と個人の取引(B2C)で成り立っています。
アリババグループは、個人向けネット事業の拡大に伴い、事業会社の「淘宝網」を分割し、企業向け仮想商店街を運営する「淘宝商城」とし、さらに2012年、名称を「天猫」に変更しました。サイトの「Tmall.com」の音に近い、中国語「天猫(ティエンマオ)」をあてたのが名前の由来と言われています。個人向けネットショッピングサイトを手掛ける淘宝との事業内容の違いを鮮明にすることを目的として設立されました。

簡単な例で説明しますと、淘宝は淘宝ネット、天猫は淘宝モールと呼ばれるような違いがあります。天猫はショッピングモールのイメージとなり、ショッピングモールでは名の知れたブランド店がいくつも店を構え、一般消費者向けに販売を行います。
淘宝はフリーマーケットで個人が個人に対し売買を行うようなイメージになります。

淘宝と天猫の違い

淘宝(淘宝網)

取引形態
個人間取引(C2C)
例.日本のヤフオク、メルカリ
企業と個人の取引(B2C)
例.日本の楽天市場
価格
割安
割高
商品種類
/商品数
豊富な商品種、膨大な商品数
出店企業により商品点数が限られる
出店形態
個人、企業出店可
誰でも出店、出品できる

天猫(Tmall、前.淘宝商城)

企業出店のみ(個人出店不可)
出店、出品には登録・審査が必要
信用度
問題多し
粗悪品や,ニセモノの販売が一部あり信用に問題がある場合も。
発注後のトラブルも多い。
比較的信用できる
出店基準に合った企業を選別しており、偽物や非正規品を排除。海外有名ブランドも積極的に出店させ、高品質、信頼、安心のブランド力を構築。
条件を満たせば返品・交換も可能。
費用
出店、出品に費用はかからない。受注にも手数料かからず決済も無料。
(広告料金・信用保証金・分析ツール使用料等が淘宝の収入源)
店舗登録の種類により異なる料金体系。
営業許可証、販売ライセンス証明、取扱商品の商標登録証などの提出と審査が必要。
保証金、年会費などの固定費、販売金額に応じた手数料の支払が必要。

どっちを利用する?

商品の購入を考える場合、価格をとるか、安全・安心をとるかで利用するサイトを決めることになるかと思います。つまり、価格をとるなら安い淘宝、信用/品質をとるなら天猫で購入するのがいいでしょう。ただやはり、中国での取引にはトラブルがつきものなので、直接購入するなら淘宝ではなく、出品規約の厳しい天猫を利用するのをおすすめします。

淘宝への出店・出品は日本からも可能です。手間を大幅に減らすために出品代行サービスを利用するのも手です。
天猫へ日本からの出店を考える場合、日本での登録許可証では出店できません。中国の商標局へ申請し、受理されることが必要です。天猫では中国で正式に登録、許可された企業のみ出店が許されています。逆に言えば、このような制約があるおかげで高品質、信頼、ブランド力を確立しているのです。

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