ほんの数年前まで中国上海の地下鉄と言えば、あたりを気にせず大声で携帯電話で話したり、フリーペーパーの取り合いのいざこざ等、とにかく騒がしく日本人にとってはカルチャーショックを受ける場所であったかと思います。しかし現在はほとんどの人がスマホとにらめっこし色々なアプリを静寂の中で楽しんでいます。その中で何と言っても動画サイトでドラマや映画等を視聴している人を良く見かけます。一昔前の韓国ドラマの大流行から、現在は中国国産のドラマ、映画等が多くの若者達に視聴されています。
中国では規制によりYOUTUBEが視聴できません。ですがその替わりとも言える优酷(YOUKU)と言う動画サイトがある事は、それが日本のアニメやドラマ、バラエティも提供しており視聴可能な為、多くの日本人の方も御存知ではないでしょうか?中国で動画サイトといえばこの2006年成立という歴史のある优酷ですが、ここに来て後発組の動画サイトがその地位を脅かすようになりました。2017年4月22日に7周年を迎えた“爱奇艺”はコンテンツ総数が10万タイトルを超え、いまや中国最大級となる動画サイトであり、昨年のランキングでは优酷を抜いて1位になっています。

オリジナル番組や独占放送

上記2つの動画サイトの他にも腾讯,乐视,土豆、PPTVなど多くの動画サイトがありますが、ユーザーがどのサイトを選択するかの決め手の一つに、オリジナル番組や独占放送があります。“爱奇艺”では湖南テレビ局で放送された人気番組“爸爸去哪儿”の第2シリーズ目の放映権を購入、他にも“爱情公寓”、“来自星星的你”など人気番組の独占放送を行い多くのユーザーを集める事に成功しました。また昨年放送されたドラマ“盗墓笔记”は大ヒットとなりその為に爱奇艺を使い始めたというユーザーも数多くいます。

強力な後ろ盾

そんな急成長をなし遂げた“爱奇艺”の強みは何と言っても、“百度”の系列になり多額の資金を得た事です。百度は2012年11月アメリカのPROVIDENCE EQUITY PARTNERSが保持する爱奇艺の株式を買収し傘下におさめました。それにより爱奇艺は上記の放映権料や大量の広告費を費やす事を可能にし、検索機能においても百度とタイアップする事によりその優位性を築くことに成功しました。またユーザーがどの動画サイトの有料会員となるかの選択の際にも、百度が大株主である事が安心感を与えてくれるのは間違いありません。次々に新しい策を講じている感のある爱奇艺に比べ、优酷は目立った動きも無く遅れを取っていると言えます。

中国動画サイトの今後の課題

ますます盛況な中国動画サイトですが、今後の課題は如何に商業的に成功するかではないでしょうか?ユーザーにとって動画サイトを好む原因として、広告が少ないというテレビとの大きな違いがあります。ですがそれは同時に高額な広告費を支払ってくれるスポンサーを失う事でもあります。その為に各動画サイトは有料会員制を打ち出し、独自の有料会員になれば広告をスキップ出来る、会員限定の番組が視聴、ダウンロード出来る等の特典をユーザーに与えています。この会員費自体はどの動画サイトも現在はほぼ横並びといった所ですが、今後激しい生存競争の中で投資を如何に回収し、またユーザーの満足度を上げる為に再投資を繰り返していくかが、生き残りの鍵となるのではないでしょうか?

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