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中国人訪日客14.5%増、2020年は1000万人の大台突破有力、今年のインバウンド需要は堅調か

2019年12月の訪日客、百貨店免税データが出そろった。トータル訪日客数は3188万2100人、前年比70万人、2.2%の微増だった。韓国人が200万人、25.9%減の558万4600人となったのに対し、中国人は120万人、14.5%増の959万4300人となり、1000万人の大台が目前に迫ってきた。直近のデータを分析し、2020年のインバウンド対策について、考察してみよう。

2019年12月の訪日客数

2019年12月の訪日外国人数(JNTO=日本政府観光局推計値)速報によると、全体では252万6400人、前年同月比4.0%減だった。11月の0.4%減から悪化した。韓国人の減少は63.6%減で、前月65.1%減とほとんど変わらない。中国人は71万200人、18.5%の増加だった。その他、トップ20の国と地域は、すべて増加した。それも台湾、インドネシア、ドイツ以外2ケタ増である。10万人以上の国と地域は以下の通り。

中 国   71万0200人 18.7%増
台 湾   34万8300人 3.7%増
韓 国   24万8000人 63.6%減
香 港   24万9600人 19.2%増
タ イ   16万4900人 28.5%増
米 国   14万4500人 13.9%増
シンガポール10万0400人 15.3%増

中国人訪日客を、国慶節休暇の10月を基点にすると、11月は2万人アップ、12月は2万人ダウンとなっている。第四四半期の中国人訪日客数は平準化し、紅葉シーズンの11月が最多となった。休暇時期は、航空券が高騰してしまい、来日しずらい。春節休暇もこの傾向が続くかどうか注目である。

百貨店免税売上

インバウンド推進百貨店(91店舗)の免税売上は、0.8%減だった。11月の5.3%減、10月の13.8%減に比べ、ほぼ前年並みまで回復した。

一般物品    177億2000万円 5.6%増(11月は1.4%増)
化粧品、食品等 122億0000万円 8.7%減(11月は12.8%減)

合 計     299億2000万円 0.8%減

(人気商品)
1 化粧品、2 ハイエンドブランド、3 食品、4 婦人服飾雑貨、5 婦人服、の順でこれは11月と変わっていない。2019年トータルの累計売上げは、

一般物品    1880億3000万円(前年比99.7%)
化粧品、食品等 1581億0000万円(前年比104.8%)
合 計     3461億3000万円(前年比102.0%)

となり3年連続で前年を上回り、史上最高だった。その一方、購買客数は6月以降前年割れで累計514万人(前年比98.3%)となった。東日本大震災の2011年以来、8年ぶりのマイナスである。客単価のアップで売上げをカバーした恰好だ。

まとめ

百貨店免税売上は、天井に近づいているようだ。しかし、空港免税店のトピックを見ると、景気は悪くない。中部空港の2019年4~9月期決算では、免税売上げが15億円増、また福岡空港では、昨年7月国際線北免税店を4倍に拡張した。新たな訪日リピーターとなった地方都市の富裕層が、ハイエンドブランドを購入していると思われる。2020年の課題としては、

訪日客の平準化に対応-春節、労働節、東京オリンピック、国慶節などイベントのない月のマーケティング強化。

販売のストーリー化―越境ECの発展には対抗できない。ショッピングを“訪日特別体験”イベントの一部としてストーリー化、の2つを挙げておきたい。

訪日中国人1000万人時代は、より尖ったアイデアの競い合いとなるだろう。

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