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双11(11月11日独身の日セール、BtoBプラットフォームの戦い、各社とも完勝に近い成果?

双11は、年を追うごとに多様化している。今年は蘇寧易購(ラフォックスの親会社)が不動産大手、恒大と組み、不動産物件1111戸を特価で販売し、秒殺で完売した。その他B2Bプラットフォームや、越境Eコマースの扱い高が増え、さまざまな話題を提供してくれた。双11、BtoBプラットフォームの戦いはどうだったのか、見ていこう。

零售通(アリババ)の戦い

零售通は、アリババのBtoB「阿里巴巴1688」から分かれた、零細小売店にフォーカスし、効率的な仕入れを支援する。そして、新時代のOMOへの組織化を目指すプラットフォームである。

零售通の発表によれば、双11当日の成約額は昨年の2.4倍、10時間43分で昨年実績を上回った。アリババ全体では2684億元(4兆1000億元)25.7%増である。全体をはるかに上回る。

参加したブランドは7000以上、乳製品の「蒙牛」即席面の「康師傅」食用油の「金龍」飲料の「紅牛」の4ブランドが売上げ1億元(15億5000万円)を突破した。また43ブランドが1000万元を、643ブランドが100万元を上回った。これら上位社の前年比は362%である。アリババからは1万5000人が当日の販売活動に参加した。

https://lst.1688.com/

京東の戦い

京東のBtoBに参加したブランドは、2000を超えた。ここ1年の累計で清掃用品は397%、工業用照明は156%、労働安全用品は302%伸びた。徳力西電気(低圧電器)は京東プラットフォームに参加して以来、3年で5倍以上、売上げを伸ばしている。海洋王(照明サービス)科力邦(衛生サービス)安寨瑞(防災安全)などのサービス企業にとって、最大の販売チャンネルとなった。

京東は11月1日~11日までを双11セール期間と定めている。2019年の全体売上は2044億元(3兆1700億円)前年比27.9%増だっが。、B2Bや企業サービス(京東新通路)の売上げは300%増だった。またこれらの企業では、オフライン店舗でのBtoC売上も大きくのばしている。また京東物流は、B2Bの貨物は270%増だったと発表した。

京東新通路 http://xin.jd.com/

九曳供応鏈の戦い

九曳供応鏈は2014年、上海で設立されたユニークな企業である。国内初の農業、生鮮チェーンにソリューションを提供する企業、国内初のBtoC冷蔵倉庫サービス企業、国内初の冷蔵物流企業、と3つの国内初を謳っている。生鮮ネット通販企業向けサービス企業という位置だろう。

九曳供応鏈の双11当日売上げは、生鮮類の予約が前年比102%増、国内で同社直営の9品目4190SKUでは同前年比66%増だった。

1400を超える冷蔵サービスを行うブランドを扱い、そのうち90%がアイスクリームである。同社はアイスクリーム物流のソリューションを提供した。

また、三~五線級の地方都市への浸透を進めている。プラットフォーム上で3000台の冷蔵車を運用し、全国配送を保障している。BtoB貨物量は150%伸びた。また118社の配送パートナー企業を持ち、全国489都市をカバーしている。

https://www.jiuyescm.com/

まとめ

アリババ、京東など総合通販では、BtoBの売上げ伸長率は、BtoCのそれをはるかに上回る。専門BtoB通販も好調で、各社今年は完勝といってよい。来年の双11ではBtoBの成功が、全体の成否を左右しそうな様相である。不動産業界の双11への参画もますます強まりそうた。BtoBでも食品・日用品から、不動産、設備投資に至るまで、何もかも双11で買う風潮が強まりそうだ。

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