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中国でO2O(オンライン・ツー・オフライン)が成長を続ける理由

オンライン・ツー・オフラインを意味する(オフライン・ツー・オンラインの場合もある)O2Oは、ここ数年マーケティングの最もホットなトピックの一つとなってきた。TechCrunch社は「1兆ドルのビジネス機会」と称し、Tech in Asia社は「業界で最もクールな頭文字」と表現している。用語の使い方については統一されていない部分もあるが、O2Oは中国で急速に成長し、諸外国の先を行く。

基本的に、オンラインでおこなう顧客を実店舗に誘う活動や、伝統的にオフラインで販売していた商品やサービスをオンラインで購入させることは全てO2Oと分類される。

中国のO2Oに関するマッキンゼーの最新のレポートによると、O2Oは特に旅行、モビリティ、ダイニングの3つのサービス分野で急成長している。

旅行セクターにおける中国O2O

マッキンゼーのデータによると、旅行は最もO2Oが普及しているカテゴリーで、全国のO2Oユーザーの36%、一線都市のO2Oユーザーの56%が利用している。
この分野は、急速に成長する百度のオンライントラベルサービスQunarや、有名サイトCtripが牽引している。顧客はO2Oトラベルサービスに低コストを期待するため、事業者にとってはプレッシャーとなっている。

ダイニングセクターにおける中国O2O

この分野は、O2Oで二番目に成長著しいカテゴリーである。顧客がO2Oダイニングサービスを利用する最大の理由は、便宜性と割引にある。

旅行セクターとは対象的に、このセクターでは消費者はサービスへのさらなる出費も厭わず、最重要事項として食の品質と安全性を挙げている。

モビリティセクターにおける中国O2O

モビリティにおけるO2Oとは、ウーバーやDidi Kuaidi(嘀嘀快的)などの配車アプリを主に指す。両社は、急速に成長する配車分野での市場シェアを拡大するため、熾烈な競争を繰り広げている。現在、ウーバー・チャイナの筆頭出資企業は百度で、Didi Kuaidi(嘀嘀快的)の背後にはテンセントとアリババがいる。

この分野の消費者は、その他のO2Oサービスを利用する消費者に比べ、価格については最も無頓着である。既に価格が極めて低価格に設定されているからであろう。

中国でO2Oが強い主な理由とは?

#1 スマートフォンの数が非常に多い

中国でO2Oサービスが地盤を拡大する主な理由は、そのスマホの数である。2016年時点でスマホユーザーは5.63億人いるとされ、世界中のユーザーの1/4以上を占めている。

#2 スマホ

中国でO2Oが支持されるもう一つの要因は、スマホが中国人がオンライン接続に使う主要機器であるためであり、2年前にはデスクトップとラップトップを抜いている。O2Oのアピールポイントは「場所」であり、モバイルの利用は最適なのである。

#3 モバイル決済システム

アリペイやWeChatウォレットなど安全で便利なモバイル決済システムの普及は、業界の成功要因となってきた。この点において、中国は諸外国の先を行く。

#4 皆QRコードが好き

QRコードはO2Oをベースとしたコネクションを推進するため、創造的な活用方法が多様にあり、中国では非常に普及している。欧米ではQRコードは一度ならず廃れてきたが、中国では受け入れられWeChatなどのアプリで普及した。

[原文]

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