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SNSアプリランキング1位のZEPETO、3Dアバターで人とつながる?

最近、ZEPETOという可愛い3Dアバターを作成できるアプリの人気が急上昇している。

ZEPETOは今年3月1日にリリースされ、9月に中国のアプリランキングに登場し、10月20日から今まで、無料SNSアプリランキング連続トップ10入りを果たしている。11月30日にはランキング1位となり、その日のダウンロード数は21万に達した。


ZEPETOランキング動向 情報源:App Annie


ZEPETOダウンロード数動向 情報源:App Annie

これと同時に、ZEPETOの流行は世界中に広がり、とりわけアジアの多くの国で比較的高い関心を得た。(中国・日本・韓国・タイのSNSアプリランキングでトップ10入り)

ユーザーはZEPETO上で、自分の3Dアバターを簡単に作ることができる。さらに、自分好みの衣装やインテリアでパーソナルスペースをドレスアップすることで、個性を表現でき、そうした趣味や好みの共通点を通して新しい人と出会うこともできる。

しかし、ZEPETOは3Dアバターを作成できる唯一のアプリではない。

アップルが2018年のWWDCで発表した「Memoji(ミーモジ)」も同じような機能を採用している。ユーザーはMemojiで、自分のアバターを作成し、表情をつけることができる。ただ、この機能が使えるのはiPhone XでかつバージョンがiOS 12の以降の機種のみとなる。

かつて、Tik Tok上でMemojiのキャラクターに似たアニメ顔が踊る「囧架架」もブームを呼び、このショートムービーは34万以上のいいねと1.5万のコメントを獲得した。

このショートムービーがTik Tokでバズったということは、3Dアバターには爆発的人気の可能性があるということだ。では、ZEPETOでどのように自分の3Dアバターを作ることができるのだろうか?

ZEPETOで自分の3Dアバターを作る

ZEPETOを開くと、このような画面になる。

まず、ユーザーは性別(FEMALE/MALE)を選択後、写真を撮るかアップロードすることで、3Dアバターを簡単に作成できる。ZEPETOは、瞬時に個人の顔の特徴を読み取ることができる。作成する3Dアバターをより本人に似せるため、ユーザーは写真を撮る時、写真の選択範囲と撮影角度をきちんと合わせることが必要だ。

ZEPETOは、多くのテストを経て開発された。それで、ZEPETOによって作成された3Dアバターには比較的高い完成度がある。顔の形だけではなく、その表情や髪の色などに至るまで似ているのだ。

3Dアバターを作成したら、次に顔パーツにさらに微調整を加えることができる。顔の形や髪型、眼鏡、眉毛やまつげなどを含む14種類の顔パーツに微調整を加えることができ、色の選択も可能である。

この他、ZEPETOは顔パーツのオーダーメイド機能を備えており、「口」を例に挙げると、ユーザーはZEPETOの提供する変形ツールで、オーダーメイドの口型を作り出すことができ、4つの変形点をコントロールするだけで、どんな特徴も作成することが可能である。

また、ZEPETOは女性の好きなメイク機能も提供しており、自分の3Dアバターにアイシャドウ、チーク、口紅などのメイクをすることもできる。

3Dアバターのカスタマイズが完成すると、自分のアバターの全身を見ることができる。

ZEPETOのショッピングモールでは、コスチュームやインテリアを含むドレスアップセットも提供している。それによって3Dアバターが住む部屋をカスタマイズできる。

部屋のカスタマイズもとても簡単で、全部で7つのカテゴリーがある。例を挙げると、
・床や壁の装飾
・家具や小物
・壁の掛飾りや照明など

いくつかの装飾はデフォルトではロックがかかっているが、ユーザーは広告を見ることでロックを解除できる。

全体的に見て、ドレスアップの仕方はかつてのQQ空間を思い出させる。

ZEPETOでどのようにコミュニティを作るのか?

3Dアバター作成はゴールではなくスタートである。ZEPETOはシェア拡散とSNS機能も備えている。

撮影とシェア

ユーザーはZEPETO上で、自分の3Dアバターの動きを写真や動画に撮り、シェアすることができる。

動画を撮る時には、アバターを自由に回転させることができる。アバターをタップすると様々なポーズをとらせることもできる。これはZEPETOが多くのユーザーに人気の理由のひとつだ。この本人そっくりな3Dアバターの動画が、SNSユーザーの注目度を高めている。

表情作成

スタンプもコミュニケーションの必須アイテムだ。ZEPETOは、2つのスタンプ作成機能を提供している。それは、テンプレート選択型とオーダーメイド型である。

ユーザーはこの機能によって、自分もしくは友達のアバターのスタンプ集を作ることができる。これもZEPETOがバズった理由のひとつである。

新しい人と繋がる

ZEPETOは創作系ツールであると同時に、SNSツールでもある。

ディスカバーセクションでは、他のユーザーを紹介している。相手のページを見て、相手のアバターやインテリア、趣味の好みを知ることができ、フォローしたりダイレクトメッセージを送ってチャットすることができる。

ディスカバーセクションには、全部で4種類の項目がある。
・1つ目は、「人気急上昇」。その中のアバターフォロワー数は平均100-200の間である。
・2つ目は、「ZEPETO PICK」。選りすぐりのアバターで、注目度といいね数が皆1000を超えている。
・3つ目は、「あなたへのおすすめ」。ユーザーが住んでいる地域に合わせておすすめしてある。例えば、アジア系のユーザーには、中国語・日本語・韓国語のアバターがおすすめされる。
・4つ目は、「スワイプ方式」でTik Tokに似ている。さまざまなアバターが画面上に表示され、ユーザーは左右にスワイプすることで好みのアバターを自由に見つけることができる。

ユーザーミッション

ユーザーは、ZEPETOのショッピングモールでコインを使ってコスチュームやインテリアを購入し、3Dアバターをドレスアップできる。コインをどのように獲得できるのだろうか?

ZEPETOでは、ミッション方式でコインを獲得することができる。トップページではユーザーにたくさんの簡単なミッションが配布されている。例えば、「他のプレイヤーを訪問する」、「あなたのオリジナルサインをする」など。

ひとつのミッションを終えると一定量のコインを無料で獲得できる。これにより、ユーザーは無料でもドレスアップしていくことができ、ゲーム感覚でドレスアップを楽しむことができるというわけだ。

ZEPETO のSNS

ZEPETOには「友だち探索」機能もある。

これはとても良い機能だ。この機能が充実していけば、ZEPETOはこれからもユーザーを楽しませ続け、何年か前の「臉萌(MYOTee)」のようにならなくてすむかもしれない。

ただ現在のZEPETOには、以下のような問題もある。

マッチング率が悪い

新しい人と繋がるSNSマッチングの本質は、どれだけ条件に合った人を見つけられるかにある。1つ目の条件は、マッチングする人の地域や年齢、趣味や性別である。2つ目の条件は、マッチングする人との時間(同時にオンラインしているユーザー)だ。

当然ながら、マッチング率が高ければ高いほど、ユーザー体験はさらに面白いものになる。逆に、新規ユーザーが1度マッチング失敗を経験すれば、それはつまり一人の新規ユーザーを失うことになる。

残念なことにZEPETOのマッチングの仕組みは複雑で、マッチング率が悪く、ユーザーのエンゲージメント率を下げる結果となっている。

ツール特性が強すぎる

現在のZEPETOユーザーはZEPETOをアバター作成アプリに特化したものとみなしており、ZEPETO のSNS機能はあまり使用していない。シェアに関しては第3者のSNSで行なうのである。

もし、ZEPETOでのSNSをさらに盛り上げたいなら、ユーザーのマッチング率の向上は必須で、解決しなければならない問題である。

ZEPETO vs Memoji

1つのキャラクター作成ツールとして、ZEPETOとアップルのMemojiはとても似ているが、ZEPETOの爆発的な人気はMemojiをはるかに超えている。MemojiはiPhone Xと iOS 12のバージョン制限を設けているため、利用できるユーザーグループは限られている。それがZEPETOに及ばない理由だ。

機能面から言えば、Memojiはただの表情作成ツールであるのに対し、ZEPETOはすでに3Dアバターを作成できるのだから、面白さではやはりZEPETOのほうが一枚上手だ。

[原文 : http://www.opp2.com/108897.html]

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