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微信(WeChat)「購読号助手」リリース背後に隠れる推測

微信(WeChat)購読アカウントアプリが発表され、期待を胸に使用してみて第一に思ったことは、まるで「QQ空間」と同じではないかという事です。アプリを見て同業者と討論した結果、微信(WeChat)が購読アカウントを定義し直したのではないかという疑惑が大きくなってきたのです。
・全体的に見て、微信(WeChat)のユーザーは飽和状態に達していて、購読アカウントの成長速度も伸び悩んでいます。
・購読アカウントの構成要員のほとんどはマルチメディアや企業層ですが、これからも活動を展開していくのであれば、パーソナルユーザーへ幅を広げるのも悪い手立てではありません。
・マルチメディアからリリースされたアプリの第一弾は、70%以上がパーソナルユーザー向けの仕様となっています。
やはり、今回のアプリに対する評価も、周囲の期待が大きかった分、失望も大きかったのかもしれません。

機能について

スマホからログイン可能

この機能は、購読アカウントのパーソナル化を図るもので、スマホからパーソナルアカウント向けの購読アカウントを申請することができます。

「購読アカウントサポート」プラットフォームアカウント申請画面

これはつまり、企業型の購読アカウントアカウントをスマホから申請することはできないということで、購読アカウントの最終形態はまさに「QQ空間」だと連想させられます。

インタラクティブ

アプリの一番の売りはやはりログインした後すぐに見えるゲートにあたるページです。ウィチェットで言うホーム画面にあたります。

「購読アカウントサポート」インタラクティブ画面

この機能を見て、はじめはパーソナルユーザーのために設置された機能だと思いました。なぜなら、パーソナルユーザーにとってインタラクティブはタイムラインで「いいね」をすることとほぼ同じで、絶大なる効果を発揮することができるものからです。しかし、後になってこれはすべての購読アカウントにとって意味があるものだと思いました。

移動投稿

この機能はあまり意味がないと思います。なぜなら、現段階ではマルチメディアの購読アカウントであれ企業の購読アカウントであれ、ほとんどのユーザーが専用のソフトを使って組版をしてから配信を行っているからです。

「購読アカウントサポート」アップロード画面

しかし、パーソナルユーザーにとっては、いつでもどこでもより簡単に操作できる方が使いやすいのかもしれません。この機能は現段階では、写真や文字、音楽を挿入できるだけで、パーソナルユーザーに対するアピールとしてはあまり目玉となるポイントがありません。

ユーザー管理

この中のランキング機能はとても魅力的な機能だと思います。15日以内の上位10名の購読、シェア、いいね、ハイライト、コメントランキングを閲覧することができます。どこかで見たことがあるような機能ですね。
異なる視点から見れば、ランキングの上位10名は十万人以上の購読者をもつ大きなアカウントにとっては、基本的に見る価値のないものです。せいぜい半月に一度ランキング上位10名や最優秀スタッフを発表するぐらいでしょう。なぜなら、ランキングの上位10名は基本的に自分の側にいる人間たちだからです。この機能に込められたパーソナルユーザーに対する思惑を考えると、少し恐ろしくなりますね。

意義はどこにあるのか

購読アカウントアプリの目的は、パーソナルユーザーの配信を可能にすることです。それに第一弾の機能もまだあまり充実しておらず、多くの機能にまだ改善の余地が残っています。もともとは、冒頭の内容にいくつか図を合わせ、一番早く配信することでアクセス数を獲得できれば良いと思っていたのですが、考えてみると、微信(WeChat)が一年余りの時間を費やして開発したアプリがこんなに簡単なものであって良いはずがないと思えてきたのです。
「QQ空間」もQQという通信ツールの機能の上に再構築されたものですが、今の微信(WeChat)の購読アカウントアプリは当時の「QQ空間」とは比べ物になりません。

内容生産者

インタラクティブ:
時代は、デスクトップ型パソコンからノート型パソコンへ、そしてノート型パソコンからスマホへと推移してきました。今やスマホ対スマホで通信が行われる時代です。
文章的な側面のコミュケーションから言えば、時間を大幅に節約することが可能になりました。生産者はいつでもどこでもコメントに返信をすることができるため、使用感における質の変化をもたらしました。
利便性:
アプリが配信と審査のハードルを下げたことで、生産者は、まず運営が可能になります。例えば、購読アカウントのリアルタイムの状況に合わせて迅速に対応することができます。そして次に、より制限がなくなることで、いつでもどこでも先ほどまでの仕事を引き継いで作業をし始めることが可能になりました。

公式微信(WeChat)

活躍度:
購読アカウントユーザーの活躍度が日に日に減退していることは事実です。アプリのリリースによりすぐに期待できると効果としては、生産者の活躍度と使用時間を増長させるという点が挙げられます。そして生産者の活躍度が上がれば自ずとユーザーの活躍度も上がるというわけです。
多様性:
パソコンユーザーの多くはプロの作家です。しかしアプリによりハードルが低くなったことで、素人作家のスマホユーザーにも機会が与えられたのです。そのため、最も直接的な効果としては、内容とユーザーの構成の多様化です。これらの可能性を考えると、少し期待できそうな気がします。

未来の発展

アプリの核心はリアルタイムでの配信が可能な点と利便性です。筆者は繰り返し使用してみて、いくつかの結論に至りました。これは購読アカウントの未来に対する大胆な憶測でもあります。運営に携わる方々の参考になればと思います。

新しいユーザー

アプリの登場により新しい作家の加入があるかもしれません。たとえパーソナルユーザーではなくても、もともとはパソコンユーザーだった人々や、かつて流失したユーザー達を取り戻すことができるかもしれません。

モーメンツ

購読アカウントが開発されてから、モーメンツや微信(WeChat)グループチャットが主なプロモーションツールになりました。モーメンツの環境は日に日に形勢が悪くなってきましたが、購読アカウントによりある程度モーメンツの拡散効果を弱めることで、モーメンツにおける内容の同質化を抑えることができます。

運営方法

リアルタイムのインタラクティブにより、新しい運営方法が生まれる可能性があります。例えば、リアルタイムでイベントの参加者を選出できることや、クライアントの疑問に答えるなどです。

内容の生態

微信(WeChat)の読書アプリには、以前から購読アカウントの内容が反映されていました。読書アプリ、購読アカウントアプリ、トップストーリー、モーメンツ、グループチャットなどの現在のツールを活かして、購読アカウントは今後更に活動の幅を広げていくでしょう。

若者ユーザー

微信(WeChat)は、若い世代の間ではまだ盲点となっています。通信商品間の関係性がまだ透明すぎるのです。その点で言えば、購読アカウントアプリはより若者ユーザーを引きつけることができるのではないでしょうか?特に、近頃撤退したアプリや調整中のアプリ、例えば「内涵段子」などは1995年代以降の世代に特化した仕様になっています。そのため、これらのユーザーも今新しい着地点を探していることでしょう。

ミニプログラム

微信(WeChat)の二大機能とも言えるミニプログラムと購読アカウントは、互いに補い合う関係にあると言えます。ミニプログラムは現在絶えず改良中で、購読アカウントも日に日に多くのパーセンテージを占めてきています。現在、購読アカウントアプリがリリースされたことでミニプログラムとの連携も更に深まることでしょう。

ショートムービー

現段階でのアプリ内の編集機能や公開機能では、ショートムービーを挿入することはできませんが、将来アプリ内の機能で直接ショートムービーを挿入できるようになるかもしれないという可能性を完全に否定することはできません。

まとめ

アプリがリリースされる前は、購読アカウントの主な補助道具はプラットフォームサポートというミニプログラム機能でしたが、アプリがリリースされた今、ミニプログラムの役目は全てアプリに引き継がせることができます。
専用のアプリを立ち上げたということからも、微信(WeChat)側が購読アカウントという項目を重視していることが窺えます。ある程度のレベルで2018年の動向を左右することとなるでしょう。
将来、購読アカウントアプリが具体的にどのように発展していくかは、まだ何とも言えません。近日で言えば、購読アカウント運営者はなるべく早急に自分の業界に適したリアルタイムのインタラクティブを設置し、新しい方向へとシフトしていくべきでしょう。アプリの更新速度に遅れを取らないよう、十分な準備を整えて機会を待ちわびましょう。

[原文 : http://www.opp2.com/82403.html]

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