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2017-2018年WeChatミニプログラムマーケット普及研究報告正式発表まとめ

1.7億人のデイリーアクティブユーザー、58万アクセス。WeChat公式サイトは、閉幕したばかりの2018WeChatオープンクラスPRO大会で去年一年の誇らしい成果を発表しましたが、開発者は基礎的な面でミニプログラム市場の成績にはまだ総合的な調査が必要だとしています。また開発ツールサイト「即速应用」(jisuapp.cn)は「2017-2018年WeChatミニプログラムマーケット普及研究報告」を発表しました。過去一年の発展の要を整理し、中でもスマートリテール、ECサービス、飲食業界の3点においては第三者開発サービスプロバイダと共に検討を深めています。

一年で4憶ユーザー獲得、ミニプログラムの集客力はバカにできない

報告では、この一年間の普及の結果ミニプログラムの累積ユーザー総数は既に4憶人にせまると言われています。これはWeChatユーザーの半数がミニプログラムユーザーに移行したことを表しており、更に一人当たりの平均オンライン時間も増え続けています。

ミニプログラム累積使用人数とWeChatユーザー数の比較

・ 2017年WeChatユーザー数増加は横ばい。月当たりのユーザー数は9憶人を越え、月総数は上昇傾向にあります。
・ 2017年4月現在ではWeChatミニプログラムユーザー数は爆発的に増加し、12月までにはWeChatユーザーの50%近くを占め、4憶人にせまります。
・ ミニプログラムへのアクセス方法や機能を公開することにより、WeChatユーザーがミニプログラムを知る機会が増え、12月にはユーザー数が急激に増加しました。またその背景には、ミニゲームが不可欠な存在として貢献したことが挙げられます。

上表:WeChat毎月のユーザー数
下表:WeChatミニプログラムの累積ユーザー数

ミニプログラムユーザー数の劇的な増加に関して、主に「シェア」と「公式アカウント」の二種類の方法からアクセスする人の割合が23.2%、18.1%を占めており、これらの方法には非常に強力な集客力があることを示しています。また、ミニプログラムリリース後一ヶ月間のうちステータスバーから利用したリピーターは5%を占め、効果的にリピート率を上げたことも分かります。

ミニプログラムユーザーのアクセス分布

・ ミニプログラム新規ユーザーのアクセスのうち、23.2%はアプリをシェアすることでアクセスし、18.1%のユーザーはWeChat公式アカウントからアクセスしています。
・ リピートユーザーのうち、21.1%が「発見」メニューからミニプログラムにアクセスし、ミニプログラムリリース後一ヶ月間のうちプルダウンメニューからアクセスしたリピートユーザーは5%になります。
・ ミニプログラムへのアクセス方法は主にシェア、公式アカウント、「発見」メニュー等の人の目に留まりやすい方法に集中しており、使用率増加につながっています。また、リピートユーザーは他の方法でアクセスすることもあります。

上表:新規アクセス
シェア23.20%|公式アカウント18.10%|近くのミニプログラム6%|検索4.20%|リンク4.10%|QRコード7.30%|支払3.80%|その他1.10%
下表:リピートアクセス
「発見」メニュー21.10%|DMメール3.00%|クーポン1%|携帯トップ画面2%|プルダウンメニュー5%

今後一年間、シェアや公式アカウントからのアクセス獲得に極端に集中するであろうECサービス系ミニプログラムと、サービスをリリースするとたちどころに爆発的なアクセス数を集めるミニゲームは、ミニプログラム累積ユーザー数とデイリーアクティブユーザー数を継続して伸ばす主要な牽引力となるでしょう。

ミニプログラムはスマートリテール戦略を展開する足掛かりに

ミニプログラム市場全体でスマートリテールという新しい勢力が突然現れ、今ではミニプログラムの主要アプリの一つとなりました。2017年初旬、スマートリテール系ミニプログラムの月平均アクセストラフィックは低めですが、オフラインからのアクセス増加によって同年後期には次第に増加が加速し、12月には前期比の成長率は56%となりました。

スマートリテール系ミニプログラムの月平均アクセストラフィック増加の推移

・ リリース直後、スマートリテール系ミニプログラムのアクセストラフィックは低めですが、同年後期には増加が加速し、12月には前期比の成長率は56%となりました。
・ オフラインからのミニプログラムアクセス増加によって、スマートリテール系ミニプログラムのトラフィック増加を促し、現在も上昇傾向にあります。

スマートリテールの概念が消費者の間で普及し、またミニプログラムの使用率増加によって、スマートリテール系ミニプログラムを利用して消費する消費意欲も次第に高まりました。それによりアクセストラフィックの転換率も大幅に上昇し、月平均収入は第四期(10~12月)に成長率40%前後に落ち着いています。

スマートリテール系ミニプログラムの月平均収入増加の推移

・ スマートリテール系ミニプログラムを利用した月平均注文数は、下半期より大幅に増加しはじめ、成長率は第四期(10~12月)に40%前後に落ち着いています。
・ スマートリテールの概念が消費者の間で普及し、またミニプログラム使用増加によってスマートリテール系ミニプログラムを利用した消費意欲にも高まりが見られます。

スマートリテール系ミニプログラムは、現在もオフラインからのアクセスの間口を広げ、新規ユーザーの獲得を進めており、ミニプログラムの高性能な集客力に加えて微信支付(WeChat Pay)、店舗のオンラインクーポンを整理できるWeChat内カードケース機能、公式アカウント等のWeChat機能も後押しして、ショッピングモールやコンビニ等チェーン店での低額からの利用にも幅広く使われています。

販売成立率は6割近く、ミニプログラムはECサービス業界の稼ぎ頭となる

ECサービス系ミニプログラムは、市場全体の中でも代表的存在であり、なかでも生鮮食品サービス、ベビー・マタニティサービス、ファッション関連等のカテゴリにおいて突出しています。中国の販促イベント「双十一」やWeChatで交流を介して行われるシェアからのアクセスが二大柱となり、各種サービスのミニプログラム月平均アクセスは2017年第四期(10~12月)には爆発的に上昇し、特にファッション系ミニプログラムは前期比323%を記録し、購買率は6割近くになりました。

ECサービス系ミニプログラム四半期平平均アクセスは増加傾向に

・ 各種ECサービス系ミニプログラム平均トラフィックは、第四期(10~12月)に爆発的に上昇し、特にファッション系ミニプログラムの増加比は323%になります。
・ 販促イベント「双十一」やWeChatでの交流を介したシェアによるアクセスが二大柱となり、ECサービス系ミニプログラムのトラフィック増加は著しい。

表:ECサービス系ミニプログラム月平均トラフィックの前期比増加
総合サービス|生鮮食品関連|ベビー・マタニティサービス関連|ファッション関連|その他

ECサービス系ミニプログラム四半期平均収入は増加傾向に

・ 各種ECサービス系ミニプログラムの月平均注文数は第三期(7~9月)、第四期(10~12月)には上昇し、なかでもファッション関連においては他の項目を上回る大幅な伸び率に。
・ 販促イベント「双十一」の影響によりミニプログラムの有効性が顕著に表れ、購買率も徐々に上昇、ファッション関連においては転換率が6割近くに。

WeChatソーシャルをもとにした購買環境は影響力が高く、ECサービス系ミニプログラムユーザーの高額商品に対する購買意欲を高め、団体購入やタイムセールも新規ユーザー獲得の需要な手段となっています。クーポン配布の全面的な開始やニッチ分野の盛り上がりにより、ECサービスミニプログラムは2018年も引き続き新しい変化を迎えるでしょう。

「ダウンロードの必要なし、使い終わったらすぐに閉じる」消費者の要求にぴったり

 ミニプログラムは、飲食業界で急速に普及しており、次第に予約や注文、デリバリー等のシーンに参入するようになりました。飲食系ミニプログラムの月平均アクセスは2017年9月時点で倍になり、11,12月の前期比は50%を超えました。

飲食系ミニプログラムの月平均アクセストラフィック増加の推移

・ 飲食系ミニプログラムの月平均トラフィックは8月時点で明らかな増加傾向にあり、11,12月の前期比増加は50%を超えました。
・ 「近くのミニプログラム」リスト上で、8月時点で優先的に目に留まるように表示した影響もあり、飲食系ミニプログラムの急速なアクセス増加を後押ししました。

スキャンすることで、便利かつスムーズに注文することができ、メニューの注文効率や店の回転率を効率的に上げ、飲食系ミニプログラムの月平均収入は12月、前期比32%になりました。

飲食系ミニプログラム月平均収入増加の推移

・ 飲食系ミニプログラムの月平均収入は終始ややなだらかな増加傾向にあり、12月の前期比は32%に。
・ ミニプログラムの簡単便利な使い勝手と高性能な会員管理システムにより、継続的な消費をけん引。

ミニプログラムの簡単便利な使い勝手と高性能な会員管理システムにより、継続的な消費をけん引し、飲食系ミニプログラムがユーザーの消費習慣を再構築することで、徐々にこれまでの注文サービスに取って代わるようになりました。また、飲食業界がここ数年のテイクアウト部門における取引量の限界を超えたことで、新たに主導権を握る結果となりました。

第三者サービス提供企業はミニプログラム繁栄発展の促進剤に

ミニプログラム開発ツール「即速应用」(jisuapp.cn)を代表とする第三者サービスプロバイダは、ミニプログラム市場の発展において優れた能力を発揮しています。現在リリースされている8万件のミニプログラムのうち、「即速应用」を利用してリリースされたものは全体の十分の一近くを占め、既にECサービス等に参入している開発者が「即速应用」を利用したミニプログラム店舗は14万件に上ります。2018年1月、ミニプログラムが一周年を正式に発表した時点では、「即速应用」でリリースしたものの他、審査待ちのものを含めると15万件を突破しました。

「即速应用」ミニプログラム市場の規模

・ 現在既にリリースされている58万件のミニプログラムのうち、「即速应用」を利用したものは5万件、全体の十分の一近くを占め、既にECサービスに参加しているミニプログラム開発者が「即速应用」を利用したものは14万にのぼります。
・ 「即速应用」等のミニプログラム第三者開発サービスプロバイダは店舗開発のカスタマイズや、複雑な機能を持つミニプログラム利用の敷居を最大限引き下げ、チェーン店やWeChat店舗のミニプログラム空きスペースを充実させることでミニプログラム市場の発展を促します。

上円グラフ:「即速应用」を利用して既にリリースされているミニプログラム総数が占める割合
「即速应用」を利用してリリースしたミニプログラム|WeChatミニプログラム総数
下円グラフ:「即速应用」を利用して店舗を構えているショップ総数の占める割合
「即速应用」|開発者総数

 「即速应用」の動向データ管理機能により、店舗はいつでも商品情報や展示内容を変更することができるため、運営効率が上がりました。ミニプログラム第三者開発サービスプロバイダは複雑な機能を持つミニプログラム利用の敷居を大幅に引き下げ、チェーン店のミニプログラムやWeChat店舗のミニプログラム空きスペースを充実させます。

「即速应用」ミニプログラム更新回数分布

・ 「即速应用」を利用して作成したミニプログラムのうち86.9%はコードパッケージ回数が10回以下であり、機能が充実している商業系ミニプログラムが占める割合は58.3%になります。
・ 「即速应用」の動向データ管理機能により店舗はいつでも商品情報や展示内容を変更することができます。それにより店舗はミニプログラムを運営する際にコードパッケージの更新をする回数が大幅に減少し、運用効率が上がりました。

上円グラフ:単独ミニプログラムアカウントがコードパッケージする回数分布
下円グラフ:「即速应用」プラットフォームでの商業系ミニプログラムが占める割合

ミニプログラム市場が次第に統一化に伴い、第三者サービスプロバイダは利用に対する敷居を下げ、機能やアクセスを充実させ、事業化を進める、現金化を促す等5つの項目を中心に、開発者に対して更に専門的な援助を行い、引き続きミニプログラムが発展することを後押ししています。

ミニプログラムが日増しに定着するなか、2018年は新たなステージに分散される

2017年、ミニプログラムはWeChatという中国最大のソーシャルネットワークの功績を基に新しい風を吹かせ、一年間で合わせて100あまりの機能をリリースしてきました。また、50種近くのアクセス方法も提供し、「ダウンロードの必要なし、使い終わったらすぐ閉じる」ツールはユーザーの生活に浸透していきました。App市場の低迷期にユーザーの要求を満たし、正に一連の成果を成し遂げることでライトアプリの発展は全く新しいステージに踏み入ることになりました。加えて、各産業分野も相次いでミニプログラムを開設し、App市場で肩を並べるようになりました。

 2018年、ミニプログラムはトラフィックセンターの再構築を中心とした、爆発的な変化の時期を迎えると予想されます。発展初期の段階で「分散化」の概念により市場を導いてきましたが、実際にはトラフィックの分散を導くのではなく、従来の集中型プラットフォームで削減し、独立しているものの密接につながっている小型センターに再構築するのです。今後、ミニプログラムはWeChatエコシステムのなかで独自の「分散式中心化」モデルを築くため、このモデルに対応するミニプログラム開発者は、コンバーション率の高いプログラム構築の機会が増えます。このためミニプログラムはスマートリテールやECサービス、飲食業界などにとって重要なポジションを占め、各プログラムのトラフィック争奪戦のなかで、勢力の再構築を推し進めることとなるはずです。

[原文 : http://www.opp2.com/70621.html]

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