中国 中国事情

中国の教育事情と国際教育市場の急速な成長

ここ近年中国では、国際教育がこれまでにないほどに注目されています。International School Consultancy(ISC)団体の調べによると、中国は現在、UAEに次いで世界で2番目にインターナショナルスクールの数が多い国とされています。世界をとってみても、国際教育の市場は急速に成長していて、需要が供給をはるかに凌駕している状況が続いています。2009年から2013年の間、インターナショナルスクールへの入学者数は約42%増加し、340万人ほどに膨れ上がり、伴ってスクールの数も3倍の6,734校となっています。

中国の国際教育:データと傾向

国際教育への需要が高まっている理由として、労働の国際化、高等教育におけるアカデミックモビリティの増加、ビジネス言語としての英語優越性の高まりが挙げられます。

これまで中国の国際教育マーケットは、主に駐在員の子供を対象とするものでした。中国政府は、中国人国際教育マーケットの成長を制御し、この無限とも言える市場の可能性をないがしろにしてきました。それで、インターナショナルスクール410校の生徒のほとんどは外国人、もしくは片親が外国人の子供たちでした。

ダリッジ・カレッジは中国の北京、上海、蘇州、珠海に校舎を構える、代表的なインターナショナルスクールです。今では、大きな都市と中規模の都市のほとんどには、アメリカ、イギリスの学校が各1校ずつ設立されていて、その数は年々増しています。

中国のある最も裕福な家庭では、インターナショナルスクールでの地位を確立するためだけに、子どもにアフリカやカリブ諸国のパスポートを持たせることもあるようです。ですから、名門校に入校した、ガンビアやセネガルのパスポートを持つ中国人の生徒と出会うことは稀ではありません。

さらに、中国の国際教育における教育費は世界でトップクラスです。特に上海や北京などのハイエンドスクールでは、1年間で40,000USDにものぼります。その値段は欧米の名門大学の学費と引けを取らない額です。

このおいしい機会を取り逃がさんと、中国では国際的なカリキュラムを中国人向けに提供する私立校が増えています。そのような学校の生徒たちは、中国の伝統的な教育カリキュラムを省き、英語教育に変えることで欧米の名門大学に入る可能性を伸ばしているのです。

中国政府も、これまでの国際教育に対する厳格な規制を考え直しています。その政策の一つが、中国の外国の学校とのパートナーシップの規則が緩和されたことです。このまま国際教育においての規則が緩和されていき、中国人の生徒がさらに海外の大学への進学を望むようになれば、この市場が成長していくことはまず確かでしょう。

膨大な数の中国の人口と、中国の家庭が自分たちの子供に投資をする熱心さを加味すると、中国の国際教育の市場が世界最大規模になる日も遠くはないでしょう。

[原文]

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