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中国アプリ市場「抖音(TikTok)」トップ ゲーム市場は腾讯(Tencent)の一人勝ち

2018年第一期(1~3月) App Storeランキング:「抖音(TikTok)」がトップを独占、「王者栄耀」は依然として堅調

2018 年もあっという間に四分の一が過ぎました。この三か月間、王思聡による“人民元ばら撒き大会”が世間を席捲したかと思いきや、すぐ下火となり、多くの女性ゲーマーが争って“カエル”と“野男人”を養い、「快手(kuaishou.com)」と「抖音(TikTok)」は互いに闘いの決着がつかず、“PUBG”大戦は今日に至っても依然として結果が出ていません(※4/2、「PUBG」の開発元PUBG.Corpが「荒野行動」「Rules of Survival」の配信・開発の停止を求め提訴)。当然、“北京の五環内部に居住する金持ちやエリートには理解できない”アプリである「拼多多(Pinduoduo)」も忘れてはいけません。

さて、インターネットデジタル研究機構のSensorTowerによる、2018年第一期(1~3月)App Store各ランキングのデータからは、どのような新たな傾向が見られるでしょうか。

「抖音(TikTok)」・「拼多多(Pinduoduo)」が突如現る

まず、ダウンロードランキングを見てみましょう。最近大人気の「抖音(TikTok)」は当然トップに立っています。

以前、虎嗅網の“連続16日間 App Storeダウンロードランキングで一位、「抖音(TikTok)」はいくら注ぎ込んだのか”という記事で分析されていたように、これは、概ねコストを考えずに投資したことによるものです。すなわち、“春節期間に最善の投資効果を得るために、「今日头条(Toutiao)」では大きなチャンネル各々に、一日に約300万-400万元を投資しており、「抖音(TikTok)」だけでなく、「火山小视频(Huoshan.com)」と「西瓜视频」も投資を行ったが、前者は後の二者に比べてさらに多額であった”ということです。

残りは、全てランキングの常連であり、突如として現れた「拼多多(Pinduoduo)」のみがわずかにニューフェイスであると言えまず。ただこれもまた訝しむようなことではありません。つまりお手頃価格ということこそが、重要な生産力というわけです。

アプリ収入のほうを見てみると、依然として動画・短編動画アプリがトップを独占しています。一位は「腾讯视频(v.qq.com)」です。この「腾讯视频(v.qq.com)」は、今年の3月18日に、“成績表”を公表しました。それによれば、2月28日までのこととして、有料会員の数は6259万人に達し、一方2017第四期(10~12月)には、モバイル端末による利用者数は1億3700万人に達しているとのこと。このように見ると、このデータは非常に信頼性が高いと言えるでしょう。ただ、依然としてお金を出すということにおいては、かくの如くであるということに過ぎません。

「快手(kuaishou.com)」は第二位です。しかし最近、「快手(kuaishou.com)」は審査に関するいざこざに巻き込まれ、その内容に強い制限が加えられただけでなく、アプリもまた取り下げられてしまいました。このような苦難を受けてしまったため、恐らく収入面でも影響が出てくるでしょう。

一方で、大人気の「抖音(TikTok)」がこの収入ランキングに現れていないのは、主に「抖音(TikTok)」の利益モデルが企業での広告放映に偏っており、利用者から利益を得るライブ配信というモデルに対しては、厳しい統制が布かれているからです。

多くの娯楽がアプリを取り巻いているこの状況において、「得到(www.igetget.com)」は明らかに異質なものでした。「得到(www.igetget.com)」は去年2月、運営データを初めて対外的に公表しました。罗辑思维(Logic Show)のCEO、脱不花(李天田)が発表したそのデータによりますと、総閲覧者数が130万という状況の下、「得到(www.igetget.com)」の総営業収入は1億4091万元でした。つまり、最初多くの人に疑問を持たれていた「得到(www.igetget.com)」は、蓋を開けてみればしっかりと立っていたのです。言い換えれば、商品の販売に対する懸念というのは、依然として良いビジネスの原動力になる、ということです。

「得到(www.igetget.com)」アプリが、収入ランキングにおいて、2017年第四期(10~12月)の11位から2ランク上げて9位になったのを除き、そのほかの売り上げトップ10の非ゲーム類アプリランキングは、前期と変わっていません。このことからもまた新しい企業がランキング上位を狙うことの難しさがわかるでしょう。

腾讯(Tencent)の一人勝ち、網易(NetEase)は過去の栄光

日常的に利用するアプリと比べて、スマホゲームの寿命は短いことが多く、ゆえにスマホゲームのランキングの変化はめまぐるしく、競争もまた特に激烈です。

まず、ダウンロードランキングを見てみましょう。上位10位のうち、7つまでが腾讯(Tencent)製品で、残る3つのうち、2つはマイナーな話題作である「旅行青蛙(旅かえる)」と「恋与制作人」です。腾讯(Tencent)と真正面から争うのは、網易(NetEase)の「荒野行動」だけです。中国国内のスマホゲーム業界には次のようなことわざがあります。「中国の市場は、“腾讯(Tencent)・網易(NetEase)”と“その他大勢”とに分けられる」と。ただ現在では寡頭化が進み、腾讯(Tencent)一人勝ちの傾向が現れはじめています。かつては上位5位のうち、網易(NetEase)のものが3つを占めた(「夢幻西遊」「倩女幽魂」「陰陽師」)ことがありますが、そのような盛況は恐らくもう現れないでしょう。

もちろん、「旅行青蛙(旅かえる)」と「恋与制作人」は、企業に“巨頭が幅を利かせる状況の中では、正面から戦わず、別に道を切り開くのがうまいやり方だ”と啓示を与えています。

収入ランキングはまた別の局面を示しています。ここでは依然として、おなじみの「王者栄耀」の位置に揺るぎは見られません。全世界で最もお金を稼いだゲームの玉座は、短時間のうちに奪えるものではないのです。

このほかに注目すべきは腾讯(Tencent)遊戯の「QQ飛車」です。これは、去年年末にアップされたスマホゲームで、見た目もイケており、「穿越火線」の後継者として成功したと言えるでしょう。「王者栄耀」以外の収入の柱となりました。

さらに、網易(NetEase)はここでも存在感を示しており、四つの商品をランクインさせています。ただ「楚留香」以外は全て、少なくとも二年以上前に運営を開始した古いゲームです。このことは、同社が以前の栄光に胡坐をかいてしまっているという印象を拭えないものにしています。かつて社会現象にもなったゲーム「陰陽師」は、既に下火になってしまいましたが、最近徐々に人気が出てきている「第五人格」は、その後継者となるでしょうか。

BiliBili動画の“米びつ”とも言える「FGO」は、依然として堅調です。データによれば、ゲーム会社の代理企業と連合企業がもたらす収入は、BiliBili動画総収入の95%を占めているのですが、「FGO」はその中の90%以上を占めています。つまりBiliBili動画という“世界”の半分を支えているのです。同時に「FGO」は、収入トップ10の中で唯一、非腾讯(Tencent)・網易(NetEase)のゲームであり、この成績は、全国200万人の二次元ゲーマーの財布に支えられているものなのです。

まとめれば、現在、アプリとスマホゲームの国内市場において、寡頭化が進んでいるという傾向は、ますますはっきりしてきています。この状況を正面突破することは、容易なことではありません。採るべき方策としては、すなわち差別化です。例えば、三~四級城市の住民をターゲットにするとか、女性ゲーマーの機嫌をとるとか…。

[原文 : http://www.opp2.com/78099.html]

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