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『滴滴 デリバリー業務開始!美団との競争がヒートアップ!』

「将来の最大の潜在的ライバルの主要産業や主戦場について方策を巡らせなければ、それは「犯罪」です。」

 3月1日、無錫地区での「滴滴ライダー募集通知」がネットで公開されました。

 テンセントの『一線』が把握したところによると、滴滴デリバリーをリリースする最初の都市は無錫かもしれません。無錫のほか、その他一部の都市も徐々に運用の準備が進んでいます。自動車販売の開始を発表したばかりの滴滴が、デリバリー業務も始めるのです。

 この募集通知には、滴滴デリバリーのライダーは忠誠ライダーと自由ライダーの2種類に分けられると書かれています。忠誠ライダーは週に48時間以上オンラインでなければなりませんが、給与は月額最低1万元を保証します。自由ライダーは好きな時にオンラインで注文を受け、注文当たりの単価は2倍になります。ライダー応募の際は、本人のIDカードと健康検査証明書をアップロードする必要があります。

 シェアサイクルや中古車のサービスと同様に、将来デリバリーのモジュールも滴滴アプリに埋め込まれるでしょう。

 美団の配車業務が南京での試行後に全国7都市で同時にリリースされ、滴滴は人人車と提携を強化し、中古車・新車・オフラインメンテナンスなどのサービス実施し、同時にデリバリー業務を始めることを発表するなど、ここ数日、美団点評と滴滴による境界拡張のニュースがひっきりなしに報じられています。

 実際、滴滴のデリバリー業務の試行は、美団が配車業務を考えるよりも先でした。2015年11月、滴滴はデリバリーサイトele.me(饿了么)に出資し、ele.me(饿了么)取締役会に席を確保しました。しかしこの時滴滴が考慮したのは競合ではなく、同じような配車予約プラットフォームであるUberもデリバリー業務UberEATSを展開しており、相当な収益があるということです。

 2017年12月、美団打車による南京進出の8ヶ月後、滴滴は正式にデリバリー業務をインキュベートしました。『財経』の以前の報道によると、滴滴デリバリーにはすでに第一プロダクトマネージャーである羅文氏を責任者とする百人体制のチームがあり、今年3月にリリースの見込みです。

 これまで滴滴がデリバリーを行わなかったのは、多くは戦略的選択に基づくものです。国内で水平拡大する多角化企業と比べ、滴滴はバーティカルに展開する傾向にあり、国際化路線を歩んでいます。しかし美団点評がより多くの業務を徐々に試し始め、ますます多くの業務が滴滴とオーバーラップするようになった後は、デリバリー業務配置の性質が変化し、両企業間の競争となったのです。

 過去1年間、デリバリー市場は3社から2社に淘汰されました。最近、アリババがele.me(饿了么)を全額出資し買収したというニュースが炸裂しましたが、競争はAT(アリババとテンセント)の睨み合いに変わった模様です。滴滴デリバリーという新たな変数の出現は、デリバリー市場により多くの新鮮な血液、及びより良い競争と優れたサービスを注入するかもしれません。

 中国料理協会会長姜俊賢氏によると、2017年、全国の飲食業の収入は3.9兆元を超え、その中でデリバリーは最も注目されている飲食業態であり、2017年の中国デリバリー市場の規模は2000億元を突破しました。美団点評高級副総裁である王莆中氏によると、2017年、美団のデリバリー取引額は1710億元です。しかし、デリバリーの飲食業界全体に占める割合はまだまだ成長の余地がかなりあります。

 TMD(今日頭条・美団点評・滴滴)の新三巨頭を見ると、美団点評と滴滴の競争がますます激しくなっています。ele.me(饿了么)CEOである張旭豪氏は、今日頭条だけがしっかりとオンライントラフィックを把握していると見ています。より多くのトラフィックの入口を争奪するために、MD(美団点評と滴滴)の間の競争はエスカレートするでしょう。

 これについて、滴滴の初期投資家である王剛氏は、現在美団と滴滴の競争はモビリティやデリバリーの競争であるだけでなく、ポストBAT(百度・アリババ・テンセント)の「二次トラフィックの入口」を巡る争いでもあると述べています。彼はかつて、程維氏にデリバリー業務を提案しましたが、美団はUberの後に続くもので、本土における滴滴の潜在的脅威となるライバルだと考えています。「将来の最大の潜在的ライバルの主要産業や主戦場について方策を巡らせなければ、それは「犯罪」です。」

[原文]

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