インバウンド

春節を前に日本在住「華人・華僑」への新年祝賀のメッセージ

中国の春節を前に、日本の安倍晋三首相は、2月 8日に日本の中国語メディア「中文導報」を通して、日本で暮らす華人と華僑らに向けて新年の祝賀メッセージを発信しました。

「中文導報」とは

「中文導報」は日本で、中文産業株式会社が1992年9月より発行している華人向けの新聞で、日中関係と在日中国人に関連するニュースを重点的に編集しており、中国語新聞としては国内最大の発行部数を誇ります。

中文産業株式会社は、東京品川区に本社を置く中国系企業で、「中文導報」発行のほか、中国映像コンテンツの配信、IPTV放送、モールの運営などを行っており、社長は羅怡文(Yiwen Luo)氏で
大手総合免税店および家電量販店のラオックスの社長でもあります。

安倍首相の祝賀メッセージ

この祝賀メッセージで安倍首相は以下の様に読者に語りかけました。

安倍首相メッセージ

昨年は、日中間でハイレベルの対話が数多く開催され、私自身も11月に習近平国家主席及び李克強首相と相次いで会談し、大変友好的かつ寛いだ雰囲気の中で率直な意見交換を行いました。

今年は日中平和友好条約締結40周年です。

この40周年にふさわしい、日中関係が大きく改善したと両国の国民が認識できるような1年にしていきたいと決意を新たにしております。

また、両国間のハイレベルでの相互訪問を通じて、日中関係を新たなステップに引き上げられるよう期待しています。

この1年間で訪日中国人客は延べ700万人を突破し、上野動物園で生まれたパンダの赤ちゃん「シャンシャン」が多くの日本人から好まれています。

今年も、政治、経済、文化、スポーツ、観光など、あらゆる分野で協力と交流を推し進めていきます。

日本で暮らす華人と華僑の皆さんにも日中関係のさらなる発展に力添えを頂けるよう望んでいます。

このことを中国メディア各社も報じており、これに対して中国のネットユーザーからは「新年の祝賀をどうもありがとうございます」「偉大な首相だ」などのコメントが寄せられたほか、「AIIB(アジアインフラ投資銀行)に加入してください」「言行が一致することを望みます」との要望も寄せられたといいます。

ところで、安部首相の最後の言葉「日本で暮らす華人と華僑の皆さんにも日中関係のさらなる発展に力添えを頂けるよう望んでいます」とは「華人・華僑」に何を望み、期待しているのでしょうか。メッセージを送るコンセプトがみえません、ただの挨拶言葉とも思えないのですが。

華人と華僑の違い

題目を見た時に「華人・華僑」に?を感じた方も居られると思います。どちらも中国人であることには変わりないのですが、国籍の取得状況によって異なるのです。

「華人」とは、移住先の国籍を取得した中国系住民をさし、国籍を取得していない華僑と区別されています。これは中華人民共和国政府の定義であって、華僑と同一概念として使われることや、国籍に関わらず中国以外に在住する中国系住民全体を指すこともあります。「華僑」は、中華人民共和国籍を保持したまま中国・台湾・香港・マカオ以外の国家・地域に移住した漢民族を指します。(留学生は含みません)

ちなみに、「法務省 在留外国人統計」によると2017年6月時点の在留外国人総数は2,471,458人、永住者総数(定住者は除く) 738,661人でそのうち中国人が243,690人と33%を占めています。(定住者は永住者と異なり在留資格が半年または1・3・5年)

習近平国家主席は「国を越えて経済的な土台を築き、ともに発展する原動力を生み出す」として「中国経済を世界へ」というスローガンの下、多くの中国人が海外へ新天地を求めています。ここ数年、東南アジアで存在感を増しているのが、中国本土から新たに移り住む「新華僑」と言われる人達で、タイでは増え続けているといわれます。この「新華僑」が“一帯一路”の推進役となるのでしょうか。

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