中国 中国マーケティング

中国の「日本には敵わないモノ」

中国は各種の科学技術の発展が著しく、飛躍的な経済成長を続けてきました。しかし、そんな今の中国でも「これだけは日本に勝てない」というモノが幾つかあるようです。

日本のカメラには勝てない中国

「中国は強くなったが、これはなおも日本に圧倒されている」という中国メディアの記事を目にしました。その「日本に圧倒されているもの」とは、カメラでした。

その中国メディアは「今の中国は多くの分野ですでに日本を超えている。しかし、今なお日本の独壇場にあり、わが国産製品が全く追いつけていないものがある。それはカメラだ。カメラのことを語ろうと思えば、キヤノン、ニコン、ソニー、富士フイルムなど日本のメーカーを避けて通ることはできないのだ」としています。

そして、「日本のカメラ工業が長い歴史を持っていることは認めざるを得ない。そして、カメラの製造は一見簡単そうだが、実は多くのハイテク技術と工業力が結集されたものなのである。とはいえ、今の中国は宇宙船や人工衛星を作ることができるのに小さなカメラは作れないというのは、不可解かもしれない」とも伝えています。

中国人による初のカメラ「仙楽」が生まれたのは建国前の1947年でした。建国後の1958年には工業化生産による初めてのカメラ「上海58-I」が誕生し、1970年代には国産カメラが海外進出もはじめましたが、改革開放がスタートした1980年代以降に外国の大手メーカーが急速になだれ込み中国のカメラは没落していったといいます。

そして、1990年代以降「鳳凰」「海鴎」といったなかなかの品質を持った国産一眼レフカメラも製造されましたが、あまりにも高価なゆえに当時の市民には受け入れられなかったとのことです。しかしそのメディアは「今は日本の天下にあるが、スマート社会の到来により、カメラにもこれからより多くの変化が生じるはずで、いつの日かわれわれも追いつくことだろう」と希望的観測で結んでいます。

ボルトとナットだけで分かる技術の差

技術大国と言われる日本ですが、中国もまた技術面で急速な追い上げを見せています。しかし、日中の技術には依然として大きな差がある事を、ある中国メディアが報じています。そのメディアは、絶対に緩まないナットを製造する日本の会社を紹介し、「ボルトとナット1つから日本と中国との先進技術の開きが分かる」とする記事を掲載したのです。

記事が紹介したのは、大阪府東大阪市の“ハードロック工業株式会社”(工業用ナットの製造販売)で、「ねじは必ず緩むもの」という常識を覆したこの画期的な製品は、鉄道や橋梁、機械、建設などに広く使われており、新幹線では16両編成で2万本も活用されているといいます。

記事によると、中国の高速鉄道も世界に認められる安全基準を満たすために「仕方なくこのナットを輸入している」といいます。このナットが絶対に緩まない原理は公開されており、くさびを打ち込むのと同じ原理で、凹凸型のダブルナットを使用していると紹介され、原理がシンプルなため多くの模倣者が現れたものの、ほとんど成功していないといいます。

その理由を「技術とノウハウ」にあると指摘しており、このナットが完成するまでに改良が続けられ、会社設立から実に20年もの年月がかかっていることを伝えています。初期の製品は「緩まない」と銘打ちながらも多少の緩みが見られ、社長は「絶対に緩まない製品は作れない」との周囲の反対を押し切って改良を続けて、ようやく完成したという経緯があり、それは執念にも似た職人気質であり、中国人が簡単に模倣できないのも当然であるとしています。

ちなみにこの製品は、世界一厳しいとされるNAS(米国航空規格)の振動試験でも優秀な成績を出しており、絶対に緩まないためメンテナンスが不要で、安全性に加えて保守点検に必要な費用を大幅にカットできる利点が世界中の企業から高く評価されています。

そして、その記事は、この社長のモノづくりに対する姿勢を絶賛し、モノづくり大国としての日本のレベルの高さを称賛して「日本のようなモノづくり大国になるには時間がかかりそうだ」と締めくくっていました。

日本の駅弁には敵わない

中国人にとって春節(今年は2月16日)は重要なイベントであり、多くの人が家族団欒のために故郷に帰省します。故郷を離れて都市部で暮らす中国人たちが一斉に移動する様は「民族大移動」と形容されることもあるそうですが、現在は高速鉄道のおかげで帰省が楽になったという声も聞かれますが、高速鉄道の車内で販売される弁当については不満の声が根強く存在しているといいます。

ある中国メディアは「高速鉄道の弁当はかねてから批判の対象となっていたが、2018年の春節を前に一部路線でメニューが改善された弁当が登場した」と紹介する一方、しかし、中国のネット上では「改善されたのは認めるが、日本の弁当のクオリティには程遠い」という声や、各地の特産品が味わえるような日本の駅弁のようにさらなる改善を求める声があがったと紹介しています。

中国は国土が広いため、鉄道に乗っている時間が長くなりがちなため、毎年帰省する人びとは軽食やインスタントラーメンを車内に持ち込むなど、自分なりの腹の満たし方があるといい、高速鉄道の車内で「不味くて高額な弁当」を買おうとする人は極めて少ないといわれます。

中国人はもともと冷たいものを食べる文化がないため、弁当文化もほとんど発達することはなかったそうで、高速鉄道の弁当も徐々に改善されてきてはいるものの、日本のようにメーカー間の競争がない状況のためか、消費者の要求水準までは改善されていないのが現状のようです。

中国メディアが潔く日本を認め称えてくれる事は気持ちの良いものですが、それ故に日本も訪日中国人インバウンドにおいては失礼のない「おもてなし」の心を忘れぬよう心掛けなければなりません。

NewsPicks_button_01

「いいね!」して
最新情報をチェック

中国Webマーケティングラボを

中国Webマーケティングラボの更新通知を受取る

更新情報や新着記事を1週間に1通お届けします。
下記のフォームに入力してください。

China market for everyone!

中国向けウェブ・テクノロジーで世界を変える会社 - 株式会社レクサーです。