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途牛が海外旅行先トップ10を発表、東南アジアのマイナー地域が事業者の一獲千金になる活路

東南アジアの特色あるディープな旅行(観光やショッピングをメインとする旅行ではなく、体験型旅行のこと)と比べて、西ヨーロッパなど先進国の旅行案件については、すでに人気が下火になってきています。

途牛旅行サイト(Tuniu.com)が発表した『2017海外旅行先別増加率グラフ』によると、今年中国からの海外旅行者数の増加率が最も大きかった目的地トップ10として、モロッコ王国、トルコ、ベトナム、カンボジア、オーストラリア、ロシア、スイス、デンマーク、マレーシアそしてチュニジア共和国がランキングにしました。

「観光年」政策が触媒となる

今年、国と国の間で交わされた観光年優待政策は、旅行先の人気を押し上げる核心となる要素となりました。2017年1月、ダボス世界経済フォーラムの開催期間中に、中国とスイスは「中国-スイス観光年」を打ち出すことを発表しました。2017年2月には「中国-デンマーク観光年」、そして「中国-オーストラリア観光年」と立て続けに幕開けしました。このほかに「中国-カザフスタン観光年」、「中国-東南アジア諸国連合観光年」といった観光年も相次いで展開されました。ビザ条件の緩和や直行便の増加、中国語でのサービスなど一連のプラスとなる政策のもと、2017年、オーストラリア、スイス、デンマークなどを目的地とした海外旅行者数は明らかに増加したのです。

オーストラリア統計局(ABS)が発表した最新のデータによると、2017年8月、オーストラリアの外国人訪問者数のなかでも特に中国人が多く、第1位に位置し、11.63万人も増加しました。依然として、旅行客数の増加幅が最も大きい国となっています。そして12月、南半球の夏季シーズンの始まりとともに、オーストラリア方面は「避寒旅行」の流れのもと、問い合わせと申し込みが日増しにヒートアップしています。消費者が申し込みをした募集型企画旅行からみると、間もなく迎える2018年元旦と旧暦のお正月期間が、オーストラリア旅行の最も人気の時期でした。人気な観光都市でみると、メルボルン、ケアンズ、シドニーが最も好まれています。

「一帯一路」がブームに火をつけた中東旅行

2017年、「一帯一路」の提唱のもと、中国は沿線国と地域において旅行のタイアップを絶えず強化し、「一帯一路」の沿線国と地域は中国人の海外旅行先として新たな人気の観光地となりました。そのなかでも、中東欧旅行への人気は過熱し続けています。たとえばトルコの場合、途牛旅行サイトが測定したデータによると、今年1月から11月までで、途牛を通してトルコを訪れた旅行客数は去年の同時期と比べて増加率112%に達し、中東欧方面において最も旅行客に好まれる目的地となりました。

このほかに「一帯一路」の提唱を受け、ビザの優遇とレッドツーリズム推進などの要因が影響して、中国人がロシアを訪れるブームが高まり続けています。ロシア連邦観光部署の新しいデータによると、2016年ロシア-中国の二カ国間で相互に行き来した旅行客数は300万人強に達したとのことです。今年1月から9月までで、84万人もの中国人旅行客がビザ免除のもとロシア旅行をしました。その数は、去年の同時期に比べて24%も増加したのです。

途牛旅行サイトの測定したデータによると、モスクワ、サンクトペテルブルクは中国人が旅行する主要観光都市となり、レッドスクエア、クレムリン、バイカル湖などの観光地が非常に高い人気を誇っています。ロシア旅行に訪れる旅行客の年齢別でみると、55歳以上の旅行客は全体の三割を超えます。途牛旅行サイトでは、2018年ワールドカップのロシア開催が近づくにつれ、更に多くの若者が海外旅行先としてロシアを選ぶ後押しとなるのではないかと予測しています。

アフリカ旅行も瞬く間に人気に

旅行インフラの完備により、アフリカを選択肢として考える旅行客もより多くなりました。途牛サイトのデータによると、現時点で2017年アフリカ方面の商品を申し込んだ消費者は、2016年の同時期と比べて74%も増加したとのことです。そのなかで、8割を超える旅行客がツアーでアフリカに訪れるのを選んでいます。モロッコ王国、エジプト・アラブ共和国、南アフリカ共和国、チュニジア共和国などが最も旅行客から人気のあるアフリカの旅行先であり、そのなかでもとくにモロッコ王国とチュニジア共和国の人気はうなぎ昇りです。

モロッコ王国及びチュニジア共和国の旅行市場が瞬く間に成長したのは、対中国のビザ政策と無関係とは言えません。2016年6月にモロッコ王国は中国に対してビザ免除を発表し、2017年2月にはチュニジア共和国も正式に中国に対してビザ免除を発表しました。入国手続きを簡単にした結果、モロッコ王国及びチュニジア共和国は一躍アフリカ旅行のダークホースとして躍り出たのです。途牛旅行サイトの測定したデータによると、現時点で2017年にモロッコ王国方面に向かう旅行客の申し込みは、2016年の同時期と比べて494%も増加しました。さらにモロッコ王国が中国との直行便を開通したことから、更にモロッコ王国旅行はその人気に拍車がかかりました。

東南アジアのカンボジア、ベトナムは安定の人気をキープ

交通の利便性、リーズナブルな価格帯そしてビザが簡単と、東南アジアはかねてより中国人旅行客の海外旅行先として人気な選択肢でした。

ひとつの兆候として、国内にいる旅行客の海外旅行へのニーズは、今まさに観光からディープな体験型へと移り変わりつつあります。ベトナム旅行は心安らかにのんびりと過ごすことが特徴で、その特徴が恋人や家族旅行という客層を魅了しています。海外旅行者数の増加からみると、今年の1月から11月までで、途牛を通してベトナム旅行をした人数は同時期と比べて103%を超えました。そのなかでもニャチャン、ハノイ、ハロン湾そしてダナン地域の人気が最も高かったとのことです。

旅行客数が同じように瞬く間に成長したのがカンボジアです。公開されたデータによると、2016年カンボジアに訪れた中国人旅行客は83万人を超え、2017年ですでに100万人近くに上るとのことです。中国はすでにカンボジアにとって外国人訪問者数第1位の国となったのです。今年1月から11月までで、途牛を通してカンボジアに訪れた旅行客数は同時期と比べて70%も増加して、21歳から30歳の若い層が主な旅行客でした。カンボジアのみの4から6日プランとカンボジア、ベトナムをセットとした商品がより旅行客に好まれているようです。

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