中国 中国事情

中国のフリーダイヤルが「400」で始まるのは本当か?

ちょっと古い話ですが2011年に「中国の警察は、“400”で始まる企業のフリーダイヤル番号から航空券販売を売り込む電話があれば詐欺の可能性が高いとして注意を呼びかけている」という記事を目にしました。日本のフリーダイヤルは“0120”ですがそれぞれ国によって異なるようです。そこで電話番号について調べてみると意外に奥が深かったので電話番号のうんちくをまとめてみました。

中国のフリーダイヤルは「400」?

先の記述のように日本のフリーダイヤルは「0120」ですが「“400”で始まる企業のフリーダイヤル番号・・・」とあるので実際に中国企業などの公式サイトでユーザーサポート窓口の番号を見ると「400XXXXXXX」や「800XXXXXXX」となっています。そこで世界各国のフリーダイヤルを調べてみるとつぎの様になっています。

フリーダイヤルとは

フリーダイヤルとはそもそも日本の呼称であり、正式には「着信課金電話番号」のことです。着信課金電話番号は、通話料金を着信者が全て負担する電話番号であり、着信課金電話番号への着信にのみ適用されるものです。着信課金電話番号から発信した場合には通常通り発信者側の負担となります。そこで、世界各地での着信課金電話番号の体系がどうなっているのか調べてみたところ、ある程度共通していることが分かります。以下にウィキペディアに載っていたものを紹介します。
<各国の着信課金電話番号>

「400」はフリーダイヤルではない以上がウィキペディアの情報を引用してまとめた表ですが、冒頭の中国の「400」は載っておりません。

ウィキペディアの情報では中国の着信課金電話番号は「0800」となっていますが、企業などのユーザーサポート窓口の番号には「400XXXXXXX」と「800XXXXXXX」が使われています。そこで「400」について調べてみると、発信側(ユーザー)と着信側(ディベロッパー)が通信費を按分(あんぶん)負担する番号となっておりました。背景としては、完全フリーコールにしてしまうとユーザーから電話がかかりすぎてしまうからなのだそうです。按分負担といってもどの様な配分になるのかは調べ切れませんでした、あしからず。そして完全フリーコールの「800XXXXXXX」で先頭の「0」がないのは何故か疑問が沸きます。そこで次に電話番号の仕組みを調べてみました。

日本における電話番号の仕組み

今は個人が携帯電話(スマホ)を持つ時代ですが、家や会社には固定電話が有ります。この固定電話は「加入電話」というのが正式な名称です。この加入電話の番号は、「0+(市外局番+市内局番)+加入者番号」という構成で全部で10桁に決まっています。番号の先頭の「0」は、「市外識別番号・国内プレフィックス」と呼ばれる番号で、市内通話、緊急電話、番号案内などの付加サービス番号ではないことを電話交換機に示す合図のようなものです。なので東京の市外局番は「03」ですが厳密には「3」が市外局番ということになります。また、市外局番と市内局番は、合わせて5桁、加入者番号は4桁に固定されています。この加入電話番号の10桁は「0+ABCDEFGHJ」というようなアルファベットで表現され、ABC・・はそれぞれ1~9の数字で構成されます (“I”が抜けていますが、これは、数字の1と誤認することを避けるためです)。
このように加入電話番号に用いられるアルファベット表記部分は「0ABJ」、または「0AB~J」番号と呼び、また「全国番号」とも呼ばれます。そして、この全国番号のほかに以下のような体系の番号があります。
◆0A0系 : 携帯番号、PHS、発信者課金ポケットベル等(090、080、070、050、020等)
◆0AB0系 : 電話会社が提供する高付加電話サービス(0120、0990、0180、0570、0170等)
◆00XY系 : 中継する電話会社を使って電話するときや国際電話をかける際に使います(0077、0088等)
◆1XY系 : 緊急性、公共性、安全性の観点から重要な時や付加サービスに使います。
「110:警察への通報」「117:時報」「118:海上保安機関への通報」「119:消防への通報」「171:災害用伝言ダイヤル」などのほかにも多数設定されています。
日頃何気なく思っている電話番号も専門家にしか分からない仕組みがあるのでした。
以上のことから、先の中国での表記「800XXXXXXX」の疑問については「国内プレフィックス」の「0」が取られた表記なのでしょうか。

国際電話のかけ方

以上のことを調べている間に国際電話のかけ方についての質問が多いことに気が付きました。そして筆者自身も過去に何度か国際電話の「間違い電話」を着信した経験があります。つまり、ある程度の知識があるため、最初は試行錯誤で発信してみるケースが多いのではないでしょうか。そこで国際電話のかけ方の基本を整理しておきます。(相手国が中国の場合を例にして説明します)

日本から中国への電話のかけ方

(電話会社のアクセス番号)+010(国際プレフィックス・国際電話アクセス番号)+86(中国の国番号)+相手の電話番号(市外局番の最初の「0」を取る)
注意点は相手の電話番号で市外局番の先頭の「0」は国内プレフィックスなので、その「0」を取ります。携帯電話番号も同様です。(一部の国・地域に例外があります)
2001年5月1日より、国際通話にも電話会社選択サービスが導入されたことに伴い、国際電話のダイヤル手順は、国際プレフィックス(国際電話であることを示す番号)として「010」を利用することになりました。利用する国際電話会社によって「010」の前の「電話会社アクセス番号」が異なります。
例)001(KDDI)、0033(NTTコミュニケーションズ)など

中国から日本への電話のかけ方

00(国際電話識別番号)+81(日本の国番号)+相手の電話番号(市外局番の最初の「0」を取る)
携帯へかける場合も最初の「0」を抜いた番号になります。
尚、「+」「81(日本の国番号)」「相手先の電話番号」という表記の場合もありますがこの「+」とは「国際電話識別番号の次に」と解釈すれば良いと思います。携帯電話では「+」が「国際電話識別番号」に置き換わるのでこのような表記があるのです。ちなみに「+」の入力は「0」キーの長押しや「*」の二度押しなど機種によって異なります。

以上、電話番号について述べましたが、先の「各国の着信課金電話番号」の一覧で先頭に「0」の無いものが有りますがその点については調べきれませんでした。そして国際電話に必要な「国番号」については情報量の関係で記載を割愛し参考URLを紹介しておきます。
https://www.au.com/mobile/service/global/call/country-code/
http://www.001.kddi.com/countrycode/

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