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ダブルイレブン(双十一)を前に、JDドットコム(京東)とテンセント(騰訊)が提携し「無界零售」の立ち上げを、劉強東氏自らが説明

自社ブランドを取り扱う小売業者は、異なったチャンネルに合わせてそれぞれで異なったリソースを投じるしかなく、生じた大量のデータも一ヵ所に統合できず、また消費者との取引も同時進行ができません。これは自社ブランドを取り扱う小売業者にとって三大ペインポイントとなっています。それこそ「無界零售」が、まさにこれらの問題を解決するのです。

あと一ヶ月も経たないうちに、年に一度のダブルイレブン・オンラインショッピングデーが来ます。これを前にして、アリババグループとJDドットコムのECモール最大手二社が、ショッピングの熱狂的なスタートに向け、さまざまな準備を始めています。618キャンペーンでまずまずの成果を得たJDドットコムは、ダブルイレブンでアリババグループに対抗し続けるために、一足先に多くの思い切った宣伝を行いました。

10月17日、JDドットコムはテンセントと提携して、実店舗の自社ブランドを取り扱う小売業者をターゲットとした中国初となるオンラインと実店舗を連携させた「無界零售」という解決策を発表しました。説明によると、この策はテンセントのソーシャルメディアとそのシステム、JDドットコムの取引システムをもとに、自社ブランドを取り扱う小売業者のためにオンラインと実店舗を一体化し、顧客満足度と取引の統合性をより一層高め、小売業のソリューションとなることです。これはJDドットコムが「無界零售」理念を提唱したのちに、全面的に自社ブランドを取り扱う小売業者に権限付与するという解決策でもあります。

これと同時に、JDドットコムは「京Xプロジェクト」のパートナーとして今日トップに君臨する、百度、奇虎360(チーフーサンロクマル)、網易(ネットイース)、捜狗(Sogou)などを提携企業として発表し、共にダブルイレブン・オンラインショッピングデーを発動させました。

「無界零售」の提携内容とは?

2015年初めに、JDドットコムはすでにテンセントと提携して「京騰プロジェクト」を発表しました。先に述べたプロジェクトも「京騰プロジェクト」の中で最も成果の大きいプロジェクトとなります。具体的に言えば、両社の提携はソーシャルeコマースにプラスしてアクセス数の増加が主な目的です。そして今回の「無界零售」での提携は、この手の施策の延長とも言えます。

両社の提携に含まれている主なことは以下の通りです。

1.多様なチャンネルにおいて、オンラインでのショッピング、実店舗でのショッピング、ソーシャルメディアの多大なデータを、初めて総合的に整理統合します。

2.テンセント、JDドットコムと第三者であるソフトウェア開発業者が共同制作したサービス体制により、ブランドサイドのためだけに構想されたマーケティング活動を行うことで、オンラインと実店舗の一貫したマーケティング展開サービスを実現します。

3.ブランドサイド、JDドットコムとテンセントは同一価格で消費者に提供します。たとえば、ブランドサイドが優良会員に実店舗で全品20%オフの会員カードを提供すれば、今後はJDドットコム上でも同様に使用できます。販促キャンペーンのたびにJDドットコムが消費者に提供する優待券も同様に、該当するブランドの実店舗で使用できます。

4.ブランドに対してアドネットワークでの広告配信を自由化し、自社ブランドを取り扱う小売業者はテンセントとJDドットコムのチャンネルのなかで、潜在的ニーズの消費者層へのリーチ率を確実に上げることができます。JDドットコム内での広告配信か、それともWeChatのモーメンツに表示させるか、公式アカウントで広告配信かを行うことで、今までと比べて非常に正確に、そして大幅にROI(投資利益率)を上げることができます。

5.WeChatミニプログラムとJDドットコムの小売業のテクノロジーモジュール化機能が組み合わさったことで、常に非集中型のモバイルインターネットの商業体験が改善され、ブランドサイド、JDドットコム、テンセントのより高度な連携を実現します。権利と利益がリアルタイムで互いに行き来し、全チャンネルを用いての販促、全プラットフォームでの取引で、完璧なクローズドループ・マーケティングが完成するのです。

JDドットコムCMO徐雷氏は、JDドットコムが提唱する「無界零售」のなかで、差別化、チャンネルの多元化、価値への参与は3つの核心となると表明しています。この先、「京騰無界零售」はどのブランドでもすぐに確実なショッピングチャンネルを得られ、多元化がもたらす情報の孤立という問題をサポートします。

もう一方で、同じ趣味、似通ったタグの消費者は、興味に応じて非常に利便性良くネットを通じて集まり、コミュニティを作ることができます。コンテンツの作成から、構想の参加、アドバイザーの決定、体験のシェア、ブランド宣伝に至るすべてのステージで、より深く自身の好きなブランドとインタラクティブ性を高めることができ、ブランドと一緒にその価値を作り上げることができます。

徐雷氏がさらに明らかにしてくれたところによると、この解決策を採用した最初のブランド小売業者は国内の某小売業界の最大手とのことです。そのブランドが有する1000あまりの実店舗は、10月中旬頃にこのシステムにすべて移行することとなりました。目下、JDドットコムとテンセントは出展企業の受け入れとテスト枠を段階的に広げています。この策に加入する自社ブランドを取り扱う小売業者は、JDドットコムの優良会員データとテンセントの膨大なユーザー資源の強力なサポートを得ることができるのです。

「無界零售」はどの問題を解決したいのですか?

このシステムの由来と本質について、JDドッドコム創始者である劉強東氏は微頭条サイト上でも解説しています。「これから先、消費について細かく見れば、ショッピングの端末はどんどん増えていくと我々は考えています。かつてのpcから、今日の携帯、pad、スマートスピーカー、テレビ、AI搭載の冷蔵庫、AR/VR、腕時計さらには車とレンジフードまでもがショッピングのインターフェースとなるでしょう。

JDドットコムの「無界零售」解決策の多くはブランドサイドに対応しています。自社ブランドを取り扱う小売業者へのサプライチェーンマネージメントの提供はもちろん、物流システム、価格戦略、ブランドの立ち上げまでのシステム、マーケティングシステム、異なる端末を使う消費者も含めて、自社ブランドを取り扱う小売業者のために提供しています。つまり、これはCrm(顧客関係管理)システムともいえるのです!自社ブランドを取り扱う小売業者に次から次へと現れる端末の顧客に向き合ってもらうため、この策で解決してもらうのです。

その中でも、WeChatは小売業が顧客アプローチするのに最も適したツールです!これに勝るものはない!こうすることで、自社ブランドを取り扱う小売業者の経営管理の難度とコストを大幅に下げることができます!業界の効率も一段と高まることでしょう!さまざまな端末から来る顧客に、最初から最後までご満足いただけることを保障します!」

例を挙げますと、従来の場合、某ブランドの消費者はECモールで大まかに目を通して商品を購入する、ソーシャルメディアでこのブランドの広告を見つける、そしてオフラインの実店舗で購入する、というショッピングの仕方が多かったかと思います。しかし、この三つのチャンネルは完全に孤立しているのです。自社ブランドを取り扱う小売業者は異なったチャンネル(ECモール上での販促、ソーシャルメディアでの広告、オフラインの実店舗での値引きもしくは会員向けの販促)に合わせ、それぞれに合わせてリソースを投じるしかありません。生じた大量のデータも一ヵ所に統合できず、また消費者との取引も同時進行ができません。これは自社ブランドを取り扱う小売業者にとって三大ペインポイントとなっています。それこそ「無界零售」が、まさにこれらの問題を解決しようとしているのです。

この策が実行されたのち、JDドットコムから発行された優待券はオフラインの実店舗はもちろん、微信商城(WeChat Mall)でも同様に使用できます。同時に、消費者にも最大の利便性があります。消費者が自社ブランドを取り扱う小売業者の実店舗で取得した会員カード、ポイントと優待割引は、京東商城(360buy)の旗艦店とWeChatのショッピングのなかでも同様に使えます。消費者にチャンネルごとにバラバラな手順を踏むと言った体験をすることなく、またブランドにも、より一層有効的な方法でブランドのファンとのコミュニケーション、繋がりができるようサポートします。

[原文]

 

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