WordPressは世界で最もユーザーの多いCMSで、90%以上のブログでWordPressがCMSとして採用されWebサイトが構築されています。それだけではなく、多くの中小企業の公式サイトや、小規模のB2CでもWordPressのコアファイルを使ってテーマをカスタマイズして構築されています。
世界中からWordPressにテーマやプラグインが提供されていて、提供するサードパーティの数の多さから見てもWordPressがいかに広く利用されているかがわかります。では一体なぜこれほどまでにWordPressというCMSが好まれているのでしょうか?
個人的な見解ですが、大型のサイトの場合、例えばアクセス数が特別多いとか、ユーザーのニーズに合わせて高度なカスタマイズが求められるWebサイトの場合には、商用のCMSを選択するべきで、WordPressは高度なカスタマイズにはあまり向いていないとアドバイスしておきます。
1.無償でオープンソースだから
技術者の観点からみて、サイトを築のためのCMSを選ぶ際に、有償で、しかもオープンソースでない、製品によってはバージョンによって価格が違うようなCMSならば選択肢には入りません。今出回っている有償のCMSのユーザー数が決して多くはない理由はそこにあります。通常なら無償にしてオープンソースにすることで一般ユーザーを誘引し、それから付加価値をつけた上で利潤を上げるという方法が採られます。ユーザーのエントリーにハードルは設けないのです。この点からもSiteServer CMSが無償でオープンソースにしているのはWordPressに倣ったものといえます。
2.導入が簡単で、操作しやすいから
ほとんどのバーチャルホストのプラットフォームは、素早く手軽に導入できるWordPressに対応しています。短時間でサイトの構築ができ、運用が始められます。文字入力ができて、インターネットに接続できさえすれば、WordPressを使ってブログやサイトを構築できます。専門の技術スタッフがいなくても保守やアップデートができます。サイトを構築するのが初めてでも、10回目でもWordPressは最善の選択です。全ておまかせと言ってもよく、将来にわたって継続的に強力なサポートが得られます。
3.多様なテーマが選択できるから
多くの人がWordPressというCMSを選ぶ最大の理由が、これだと言えるでしょう。誰もがサイトを作れるわけではありませんし、ましてやデザイン面で優れたサイトを作れるはずがありません。WordPressはユーザーに多様なテーマを提供してくれていて、ワンクリックで自分の使いたいテーマに切り替えられます。これは、あなたの心を動かすのではないでしょうか?
4.多様なプラグインがあるから
多くのCMSは情報を発信する機能があるだけですが、サイトには情報発信以外にも実現させたい機能がたくさんあり、それをするには業者に頼んでカスタマイズしてもらわなくてはなりません。それには多くの時間と費用を要し、しかも新たに作った機能が安定して動き、信頼できる保証はありません。
WordPressのプラグインはこのような問題を解決します。WordPressのプラグインはサイトの管理者にとって必要な効果や機能を実現します。WordPressの公式サイトには数万にも上るプラグインがあり、それらは全てWordPress側が検証していて、ほぼユーザーのニーズを満たすようになっています。プラグインという概念は非常に優れた創意工夫で、最近ではSiteServer CMS 5.0版以降は、プラグインの概念を取り入れ、ベンダーの明らかにしたところによると、SiteServer CMS 5.1版からプラグインに対応するようです。
5.優れた安全性とスパム対策があるから
多くのCMSがある中で、多くのクラッカーたちはWordPressを攻略することで自分の能力を誇示しようとします。しかし実際に成功した例はあまりありません。仮に脆弱性があってもWordPress側がすぐに修復するので、ユーザーはアップデートすることでクラッカーの侵入を防ぐことができます。スパム対策もしっかりしていて、Akismet等のプラグインは優れていて、手動またはアプリケーションが送ってくるスパム投稿をブロックできます。
6.強力なスパム対策があるから
WordPressのスパム対策のパフォーマンスも十分に満足の行くものです。優れたAkismetやその他たくさんの同種のプラグインは、どのような手動またはアプリケーションが送ってくるスパム投稿であってもブロックできます。筆者はこれまでに多くの中国や海外ののCMSを使ったことがありますが、それらのコメントスパムのブロック能力は冷や汗と頭痛の種を与えるだけでした。スパムが多くなるとサイトの使用体験が悪くなり、パフォーマンスも低下します。自分のサイトの速度が非常に遅いというのは、多くの場合スパムによって引き起こされているのです。
7.自動投稿と予約投稿ができるから
もし、大型のポータルサイトや政府関係のサイトの管理をしたことがあれば、この機能がどういう意味を持つかわかると思います。作業量や時間を大幅に節約でき、効率アップできます。WordPressではバックグラウンド処理にアップしたいコンテンツを置いたり、サードパティのプラグインを利用したり、場合によってはメールを利用してサイトの更新ができます。あらかじめ1日分から1カ月分のコンテンツを一定の時間に1記事ずつ投稿するように設定しておけば、あとは何もしなくてもサイトは自動的に毎日更新されていきます。
8.SNSとの親和性が高いから
最近のようにSNSでのプロモーションがより重要視されると、多くのCMSの中からWordpressよりも優れたCMSを探すのは困難です。多くのサードパティからWordpress向けにシェア機能のプラグインが用意されていて、これによってサイトに投稿した内容を選択的に各有力SNSに同時に配信でき、1つずつ投稿するよりも大幅に時間を節約でき、作業効率を高められます。
9.コミュニティーの充実があるから
WordPressが誕生して10年経ちましたが、確立したプラットホームを使用するメリットの一つとして、ほとんどのトラブルから逃れられることがあります。それは、長年にわたって発生済みの多くのセキュリティの問題はすでに解決しているからです。WordpresseのユーザーはWordpresseの公式フォーラムで必要な解決策を探したり、解決に関する質問したりできます。一般的なユーザーであればどのような問題でもほぼ解決策を検索でき、遭遇する問題の99%は解決策が見つけられるはずです。一部の新しくリリースされたアプリケーションで、有償のものであっても提供される技術サポートが限られ、たとえ問い合わせをしてもタイムリーに回答がされず、時間が無駄になってしまうのは実に腹立たしいことです。
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