リスティング広告とは、日本でシェアが高いGoogleやYahoo!などでユーザーがキーワードで検索した時に、その検索結果に連動して表示される広告です。検索したキーワードに連動する為「検索連動型広告」とも言われます。
目次
リスティング広告の特徴
リスティング広告の最大の特徴は「クリック課金」です。クリックされた際に初めて費用が発生するので広告が表示されるだけでは費用は一切かかりません。つまり、クリック後に広告主のサイトに訪れてから初めて費用が発生する為、広告費の無駄が有りません。また、広告主が1クリックの金額を設定できる「入札制」になっているので費用に関しても予算を自由に設定することも可能です。
日本でのリスティング広告の掲載媒体は?
掲載媒体はYahoo!の「Yahoo!プロモーション広告」Google「GoogleADWords」です。また、「Yahoo!プロモーション広告」と「GoogleADWords」には無料の測定ツールがついている為、クリック数の計測が可能なので常に費用対効果をチェックしながら広告を出したり、広告文を変えたりすることができます。
中国でのリスティング広告は?
中国検索エンジンで圧倒的シェアを誇る、百度の「百度推広」が百度版Google AdWordsです。
広告の掲示場所は?
検索キーワードにより表示位置が異なりますが、検索結果の上下と右側に表示されます。
広告の形式は?
検索連動型:コンテンツマッチ型・ブランドリンク広告が有ります。
検索連動型:「百度」特有の仕様として、1位掲載になると広告の左側にサムネイル画像を載せることができます。
コンテンツマッチ型:「百度」がネットワークしている多数のウェブサイトにある広告枠に、テキスト広告かバナー広告を配信することが可能です。
ランドリンク広告:特定のブランド名や企業名が検索された時、トップページに目立つ広告を出すことができます。
地域ターゲティングは?
日本の約20倍以上の国土面積を有す中国への地域ターゲティングは重要です。特に、沿岸部と内陸部とでは生活スタイルや文化も違いがあり、狙うターゲットを見極めた上で地域へのターゲティングを行うことが、リスティングの効果を上げるために必要な要素になります。
無料のデータ分析ツール「百度指数」とは?
「百度」の巨大なデータサービスに基づく無料の測定分析サービスです。百度指数の分析とはキーワードに対する、過去一定期間の「ユーザー関心度」「メディア関心度」「地域分布」などを分析し、その結果をグラフや分布図などで分りやすく表示します。クライアントは「百度指数」を活用することでリスティング広告の予算配分や効果的なプロモーションが行えます。
SEOとリスティング広告の違い
SEOは検索エンジンのアルゴリズムによって順位がつけられて表示される自然検索枠である為、検索の結果上位に表示させるためには多くの時間と労力やコストが必要とされます。リスティング広告はキーワードの入札方式と、お金を出せば検索の上位に表示させることが出来ます。比較的すぐに成果が期待できます。
中国においてWebを活用し顧客獲得の為のSEOとリスティング広告は大切な施策ですが、手軽に始められて、費用対効果が期待出来るリスティング広告をおすすめします。