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中国人がクレジットカードをあまり使わない理由

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クレジットカードよりデビットカード

デビットカードと聞くと、日本では聞きなれない言葉かも知れませんが、中国では日本でデビットカードが聞きなれないのと同じくらいクレジットカードという言葉は聞きなれないでしょう。なぜなら中国ではデビットカードがクレジットカードの10倍以上普及しているからです。中国で主に使用されるデビットカードとは、銀聯カードのことであり、銀行口座を持っている国民が必ず1枚は保有していると言っても過言ではないでしょう。誰でも持つことができ、中国全土はもちろん世界中で使用できるため、日常生活や海外旅行で欠かせないカードとなっています。

誰でもどこでも使える銀聯カードが浸透

中国人民銀行によると、中国の2015年末時点のデビットカードの累計発行枚数は約50億枚、クレジットカードが約4億枚と、デビットカードが圧倒的に発行されていることがわかります。デビットカードの発行枚数=銀聯カードの発行枚数といっていいほど、中国では銀聯カードが最もよく使われています。

デビットカードとは利用時に口座に残高がなければならず、引き落とし日に支払うクレジットカードのように“後払い”ができないという特徴があります。中国では、政府が銀行間の決済システム統一で銀聯カードの普及を後押ししたことや、低所得者など誰でも与信審査が不要で持てるデビットカードの特徴から誰でもどこでも使える銀聯カード(デビットカード)が広く浸透しています。

クレジットカード利用は大都市のみ

一方のクレジットカードはというと、都市部以外ではほとんど普及が進んでいないのが現状です。中国の人のクレジットカードの平均保有枚数は0.29枚で、北京市民が1.34枚、上海市民が1.01枚です。大都市では、ホテル、デパート、高級レストラン、ショップなど使用可能な場所が年々増えています。使えるカードは、VISA、MasterCardの普及率が高く、次いでJCB、アメリカンエクスプレス、ダイナースとなります。

しかし、クレジットカードが使える店舗であっても、店側が手数料を嫌い、少額の買い物では実際には使えないというケースもしばしばあるようです。これに対し、銀聯カードは購入者と店側の手数料が不要で、かつ使えない店舗もほとんどないため、中国では重宝されています。

旅行やネット取引も銀聯決済

中国の人があまりクレジットカードを使わない理由は、銀聯カード(デビットカード)が1枚あれば中国国内はもちろん、海外でもどこでも簡単に決済できてしまうからです。銀聯カードは世界140カ国以上で利用できます。また、近年増える海外とのインターネットを使った取引でもたいてい銀聯(Union Pay)で決済できるため、新たにクレジットカードを作る必要がないと言えるでしょう。

銀聯カードには上限額や一部で現金の引き出しに手数料がかかるなどデメリットもあります。しかし、そういった問題を解決してくれるのは、クレジットカードではなくやはり中国国内での馴染みの深いアリペイ(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)の電子決済サービスになりつつあります。これら電子決済サービスは日本をはじめとする海外での導入も進んでおり、銀聯カードのデメリットを補うことで、中国人旅行者などの満足のいく買い物をサポートし、導入する側は中国人買い物客の一層の取り込みに繋げたい狙いがあります。

クレジットカードは普及しない!?

急成長を続ける中国では、固定電話回線が整備される前に、モバイル端末が普及するなど、常に最新の便利な技術が取り入れられます。国民の所得が向上し、多くの人がクレジットカードを持てる環境になったとしても果たしてクレジットカードは普及するのでしょうか。電子決済サービスなど新たな決済の形が次々に生まれる中、中国の人の買い物のスタイルを注意して見ておかなければビジネスのチャンスを逃してしまうことにも繋がりかねないでしょう。

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